火星といえば赤く焼け付いた惑星というイメージがありますが、最近は川が流れていた痕跡が見つかるなど、意外な一面が明らかになりつつあります。そして先日、NASAとドイツ航空宇宙センターによる遠赤外線天文学成層圏天文台(SOFIA)は、その大気の上層に原子状酸素が存在していることを観測したと発表しました。SOFIAとはボーイング747SPとそれに搭載された2.5mの反射望遠鏡です。高度12kmまで飛び上がることで、大気中の水