3月21日に開催されたドイツ・ブンデスリーガ第26節、ドルトムントがハノーファーに3-2で勝利し、約半年振りとなる1ゴール1アシストを記録した香川真司選手にファンが熱狂している。

香川選手は絶妙なポジショニングでロイス選手のパスに反応し、ネットにボールを叩き込んだ。この待望のゴールに、ドルトムントのサポーターはネット掲示板「Reddit」に「香川が再び点を取る様子が見られて嬉しい」「素晴らしいチームワーク」「良いプレーをしている彼らは楽しい」など、喜びのコメントを一斉に書き込んでいる。

さらに、左ペナルティーエリアを駆け抜けた香川選手が、オーバメヤン選手の目の前へふわりと浮くパスを出し得点をお膳立てすると、「これは凄いアシスト」「鋭いパスと動き、これは本来ユナイテッドでファン・ファールが毎試合やりたかったことじゃないのか？」と、このところ好調な香川選手を放出した古巣に対して、やや皮肉を込めたコメントも投稿された。

チャンピオンズリーグではユベントスに惨敗したドルトムントだが、リーグ戦ではこのところ負けなしで、順位は10位まで浮上している。ドイツの＜ビルト＞紙はハノーファー戦の香川選手に最高点を与えつつ、チームについても「ヨーロッパリーグも視野に入ってきた」と残留争いから完全に抜け出したと伝えた。また、「オーバメヤンと香川はチームを勇気づけている」と後半戦スタート時には最下位だったチームの躍進を讃えている。