22日放送、テレビ東京「ネオスポ」では、東北楽天ゴールデンイーグルスでシニアアドバイザーを務める星野仙一氏が出演。視聴者の質問に答えた。

まずは“今、どうしても話したいニュース”として「海の向こうの話」と切り出した星野氏は、田中将大やダルビッシュ有といった日本を代表するピッチャーが相次ぎ肘を故障している現実に言及した。

「ダルビッシュが肘を手術して今年は投げれないとか、去年は田中が肘を故障した。結局メジャーは中4日で投げる。どんなにいい素材でも、伝統と言えばそうなんだけど僕の理論は中5日で120球で考えなさいと。トミージョン、トミージョンっていいピッチャーが皆手術をしてしまう。マウンドの固さが日本と全然違う。逆に腕が振れる。肘に負担がかかる」。

こう持論を展開した星野氏は、その他にも「どうして田中将大を引き留めなかったか？」と訊かれると「行きたいというものは行かせばいいと、若者が世界にチャレンジする、最高の舞台にチャレンジするっていうならやってこいというのが僕の考え。今うちの本社でも楽天グループはグローバル化って言ってるんだから、そういう選手がどんどん出てきてほしい」と答えた。

さらに「再びユニフォームを着ることはあるか？」と質問された星野氏は、「これはないでしょ。これはない」とキッパリと否定。「皆さん、そういってくれるのは嬉しいけど、まだ腰が本物じゃないしね。自分もユニフォームの方が似合ってると思いますけど、そうはいきませんよ」と苦笑い。

それでも「昨年までユニフォームを着てたから寂しいな」と本音をのぞかせると、ここまでの楽天の仕上がり具合について「いいゲームはやってるよね。前向きに。面白い存在にはなる」と述べ、大久保博元新監督には「一年間貫けばいいけどね。紆余曲折シーズンはあるから、色々な外野の声もマスコミの声も届くだろうからそれを気にしないほうがいい」とアドバイスした。