メジャー2年目となる、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手の開幕前のコンディションについて、＜AP通信＞や＜NBC＞といったアメリカの主要メディアは「現状とても順調で良い状態」と伝えている。

また、ラリー・ロスチャイルド投手コーチの「オフ期間の調整も素晴らしかった」というコメントも紹介している。

昨シーズン後半、トミー・ジョン手術ではなくリハビリという形で怪我に対応した田中投手に対して、その賛否も含め様々な意見がメディアやファンの間で飛び交っていた。しかし、ロスチャイルド・コーチは「これまでのところ彼は良い感じだ。良い冬のオフを過ごしたと言える」とマイナーリーグでの現状を評価。さらに「キャンプ前の準備として田中は今、日本で通常の調整を行っている」と語っている。

この情報を受けて、＜NBC＞記事コメント欄では、ヤンキースのファンが「去年よりも状態は良いかも知れない。あの大きな投資が正解だったと実感する日も近いように感じる」「少なくとも去年の田中は7月まではサイ・ヤング候補だった。まだまだ彼のベストは見ていない感じがしていたから、今年は期待している」と書き込むなど、期待ムードのようだ。

また、日本のバラエティ番組を見た海外のファンは「日本の前田健太とコントロール対決をする田中を見た。前田のカーブが印象的だったが、あれは調整の一環なのか？」といった質問を書き込み、日本のテレビ番組での情報も海外に伝わっていることがうかがわせた。

なお近年、投手の肘の故障時によく行われるトミー・ジョン手術に関しても、「やたらとメスを入れる風潮に田中がブレーキをかけてくれることを願っている」といったコメントが寄せられている。