AGAの発毛治療に感動した！ 〜薄毛治療報告〜
それからさらに時間が経過し、治療開始からちょうど半年になった。今回は、現時点の私の“症状”はというと―――
フッサフサである！
いまの私の頭髪は、もうフッサフサなのである。髪の毛を伸ばしているわけではない。1〜2カ月に一度は散髪に行く。男らしく、いつも短めに切ってもらう。AGAの発毛治療を始める以前までは、散髪後に「アレ？ なんか、ちょっと髪の毛が薄くなってきた？」と感じてしまっていた。おでこの生え際の後退や、つむじのスカスカ具合が、散髪によってよくわかるからだ。だが、いまは散髪後でも、フッサフサを実感できるようになった。
治療開始から半年が経過した今回の診察では、いまの私の頭髪と、半年前の頭髪を画像で比較して見せてもらった。「髪の毛のボリューム感がまったく違いますよね」と説明してくれたのは、院長の正木健太郎先生だ。
ダイエットのビフォーアフター写真ではないが、その頭髪の違いに、本当に驚かされた。
半年前の私の頭髪写真は、おでこの生え際には危うさを感じるし、撮影時のライトが当たった頭頂部の地肌は、すけて見えるほどだ。まさしく、スカスカな頭髪という印象である。
「半年前は毛髪が細かったので、このようにすけて見えていたんです」と先生。「髪の毛が成長しやすい環境になったことで、髪の毛の伸びの速さや、スタイリングのしやすさも実感できるのではないですか？」まさしく、そのとおりである。ここ最近、髪の毛がフッサフサになったのを感じるようになってからというもの、ワックスで髪型を整えて楽しむようになった。まさかアラフォーを迎えて、髪の毛のオシャレを楽しめるようになるとは。すると、服装などもずいぶんとオシャレを気にするようになった。そして以前よりも、人に会ったり、外出したりすることが楽しくなった。
「通院から半年を経た現在の頭髪の状態は、多くの患者さんにも見られる、いわば想定通りの変化です。お薬をきちんと毎日服用していただいていることで、毛髪の成長を止める男性ホルモンが抑えられ、また、毛髪の成長因子がたくさん出ている証ですね」と先生。
先生いわく、いまの私の頭髪は、まずはつむじが特に大きく改善された状態にあるという。
「毛髪が後退した時期が速かったところほど、あとから改善されていきます。田嶋さん（筆者）の場合は、おでこの生え際から後退し、続いて、つむじが薄くなったと考えられます。そのため、まずはつむじから改善されていったのでしょう。今後はおでこの生え際にも大きな改善が見られるようになると考えられます」と先生。
一般的に、AGAの発毛治療の期間は半年から一年半程度を要するという。私の治療も、道半ば。フッサフサになったことを実感してはいるが、今後さらに改善されるということで、ワクワクしてくるではないか。
「いつまでも右肩上がりに毛髪が増えていく、というわけではありません。ある程度のところで効果は落ち着いていきます。そこからは、増えた毛髪を維持する戦略へと移行していくことになります」と先生。ちなみに、その“戦略”について聞いてみた。
「薬の量を減らすなどして、調整していきます。治療も落ち着き、通院を中止されたあとでも、もしまた髪の毛が薄くなってきたと感じられるようでしたら、いつでも受診を再開していただくことができます」と話す先生の言葉に、私は大きくうなずいた。
髪の毛とは、一生の付き合いになる。AGA治療が一旦終了しても、加齢などによって再び後退していく可能性はもちろんあるだろう。一生通院し続けるのはむずかしいかもしれないが、毛髪の状態を見ながら、中止と再開を繰り返していけば良い、と考えると、私の人生になんとも頼もしい味方を得られたように思えてくる。
「昔は、髪の毛が薄くなってしまったら、もうどうすることもできませんでした。でもいまは違います。髪の毛をマネジメントできる時代になったんです」と先生が話す。
髪の毛のマネジメント。もっと若い頃から、そのマネジメントができていたら、女性にもモテたりしたのかもなあ。「たしかに、20〜30代というのは男性ホルモンがたくさん出る時期なので、AGAの発毛治療の効果をすごく実感していただけるんです。薄毛が気になられたなら、なるべく早い時期からの治療開始をおすすめします」と先生がアドバイスをしてくれた。
髪の毛がフッサフサになり、私は人生が変わったと感じている。ヘアスタイルをはじめとしたオシャレに目覚めたことで、プライベートの時間が以前よりずっと充実するようになった。人見知りも改善され、異業種交流会などにも参加をするようになり、仕事の幅も広がった。そして、自分に自信が持てるようになったと思う。髪の毛ひとつで、こんなにも違ってくるものなのか。これが、「髪の毛のマネジメント」がもたらす効果なのかと、驚いている次第だ。
やはり、女性だけではなく、男性にとっても「髪は命」なのである。薄毛が気になっている人はまず病院に行ってみては？
（田嶋幸太郎）
