怒りやすい人にオススメの「怒り断食」とはいったい何だ?

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外に出て街に繰り出すと、電車やお店で怒っている人を結構見かける。怒っても何の解決にならないと知っていても、ついカッとなって「瞬間湯沸し器」的に怒鳴ってしまうのだろうか。

ニュース週刊誌「AERA」の編集長、浜田敬子氏も例外ではない。ちょっと悪口のように聞こえるかもしれないが、本人自身も自分のことを「瞬間湯沸し器」と表現するなど、自(他)共に認める怒りやすい性格なのだ。

そんな浜田氏だが、「AERA」1/12号(1/5発売)の企画で、なんと1カ月もの間、職場での「怒り断食」にチャレンジしている。
「怒り断食」とはずばり、“怒りたくても怒らない”という身も蓋もないものだ。何もしないでそれが出来たら苦労しないのでは?、いやいや仮に出来たとしてもかなりストレスが溜まる一方なのでは?、とつい思ってしまう。

浜田氏の場合は、坊主バーに行ってみたり、座禅を体験してみたり、また、部下を怒らずに育成している女性管理職に取材してみるなどして、怒りを抑える具体的方法やどうしても怒らなくていけないときの注意点を教えてもらったようだ。
「瞬間湯沸し器」であった浜田氏が「怒り断食」を行なった結果、職場がどの様に変わったのか……!?
気になるその模様は、ぜひ「AERA」の新刊(1/5発売)を買って、ご自身の目で確かめて欲しい。部下の育成や指導に悩んでいる管理職の皆さんや、ついつい色んな場面で怒ってしまうような人には必見だ。

さて、最新号はその他にも見どころがたくさん。というのも、今回は、小山薫堂氏を編集長に迎えた第3段の特別編集長号なのだ(第1弾の特別編集長は秋元康氏、第2弾の特別編集長はジブリの鈴木敏夫氏)。
小山薫堂氏といえば、「おくりびと」の脚本を手がけたり、くまモンのプロデュースを行なったりとマルチに多大な才能を発揮している人物。そんな彼は、今回の雑誌編集においてもその才能をいかんなく発揮している。

この号のコンセプトは、小山薫堂氏の温厚な性格の影響か、「創刊史上、もっともあったかいAERA」とのこと。「やさしさを科学」したり、「やさしさ度マップ」を掲載したりと、「やさしさ」をテーマに様々な企画を実施している。
少しその内容を先取りして紹介すると、よしもとばなな氏のエッセイ、写真家ハービー山口氏が撮影したくまもんの写真も掲載。また、あまりテレビなどでは、触れられない松任谷夫婦のやさしさにも迫るなど盛り沢山な号となっている。
ぜひ、少しでも興味をもった方は、書店に足を運んで購入してみてはどうだろう?

ちなみに、今号の「AREA」、普段は人物の肖像写真を表紙にする事の多いのだが、今号は特別にイラストレーターのセルジュ・ブロックが書き下ろしたイラストが表紙を飾っているので、お間違えないよう。
(さのゆう)