年末の大掃除に、ピッタリの洗剤は?

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いよいよ年末間近。今年こそは張り切って大掃除をしようと思い、掃除道具や洗剤などを探していたところ、気になる洗剤を発見。パッケージもシンプルで、イラストもかわいい「All things in Nature(オールシングス イン ネイチャー)」 だ。
もともと海洋タンカーの事故処理研究から生まれた洗剤で、100%植物由来の洗浄成分を持ち、海に流してもOKなほど、自然環境にいいという。ベタベタの重油を落とす洗剤なのに、海に流しても問題ないって一体どういうこと?

この洗剤についていろいろ聞いてみたくなり、「All things in Nature」を販売&愛用しているという、サーフショップ「オクダスタイルサーフィング」の奥田さんに取材してみた。

――奥田さんが「All things in Nature」を使うようになったきっかけを教えてください
「2013年3月、三浦沖でタンカーの座礁事故があり、重油が流出しました。私は鎌倉なのですが、葉山、鎌倉、湘南海岸の一帯に重油が漂着してしまい、その回収作業をする旨をFacebookで呼びかけたところ、『All things in Nature』を企画・販売している(株)スローヴィレッジの堀さんが、その活動に使ってほしいと、『All things in Nature』を寄付してくださったんです。そのとき、この洗剤のことを初めて知りました」

三浦沖のタンカー座礁事故が起きた当時は、地元のサーファーたちが中心となって鎌倉市全域の清掃活動を行ったそう。そこで使われたのが、この「All things in Nature」だったのだ。奥田さんは、この洗剤をペットボトルに入れ、水で5倍くらいに希釈して各会場の受付におき、清掃ボランティアたちに使ってもらったという。
もちろん相手はベトベトでやっかいな重油。手袋や、掴んで持ち上げるトングなどありとあらゆるものにベトベトとくっついてしまったそうだ。奥田さんによれば、「All things in Nature」を使った所、そんなベトベトな重油でも、ストレスなくキレイに落とすことができたんだとか。

――100%植物由来の洗浄成分で、重油まできれいに落とせるとはびっくりですね。
「はい、重油を分解するほどの洗剤なのに、手がまったく荒れなかったのも感動でした。重油の清掃作業は野外でしたから、洗剤の原液が手についても、すぐに手が洗えなかったのですが、放置しても何ともなかったんですね。この洗剤の優しさ、自分の肌でも実感しましたね」

奥田さんはこの良さを他の人にも伝えたく、近所のイタリアンレストランや中華料理屋さんなどにサンプルをおわけして、厨房で使ってもらったそうだ。その後、「すごく良いから、購入したい」といろんな方からいわれ、「オクダスタイルサーフィング」で「All things in Nature」を販売するようになったという。

――洗濯洗剤として販売されているようですが、他にどんな使い方ができますか?
「洗濯洗剤としてはもちろんですが、ご自宅のお掃除でも使えますし、いわゆる万能洗剤です。うちの隣で、自転車の販売と修理をやっている方がいて、自転車のチェーンを交換したり、修理しているうちに油で手が真っ黒になるんですけど、その方も、この洗剤を洗っています。服についたオイルも落ちますし。あとは、犬の足についた重油をとるのにも使えました。あとから舐めてしまっても、毒にならないので安心です」

奥田さん自身は、お弁当箱を洗うときに重宝しているそうだ。油っぽい食べ物を入れたとしても、「All things in Nature」を1:4くらいの水で希釈し、しゅっしゅっとかけてスポンジでぬぐえば、すごくツルツルになるのだとか。カレーの鍋や、肉料理後のベトベトの調理器具なんかも、少ない洗剤量で簡単にきれいになると教えてくれた。

ちなみに、洗濯時は水量30リットルに対して約5ml(ティースプーン1杯)でしっかり汚れを落とすことができるというのも驚き。また洗濯以外では、水で希釈して使うので、たっぷり使えるところが良いのだそう。

肌にも自然環境にもやさしく、重油をも分解してしまうほどの強い洗浄力を持つ「All things in Nature」。この洗剤があれば、年末の大掃除にも幅広く活躍してくれそう。キッチンやバスタブなどの掃除も、今年はこれで頑張ってみようかな!