ネコの画像をツイートする時の楽しみ方『ネコマンド』って?

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『ネコマンド』とは、ネコの写真をツイッターにアップする時の、楽しい投稿アイデアだ。写真にひと工夫するだけで、RPG風の画面になるというもの。今回は『ネコマンド』の提唱者で、『パ紋(パーソナル家紋)』『残念な富士山の写真』等でおなじみの原田専門家さん(ネコ飼い歴11年)にお話を伺った。

――まさに、懐かしい感じのゲームのコマンドっぽくて楽しいですね。
「青梅の街を散歩している時に、猫が現れたんです。その猫がロールプレイングゲームにおける『モンスターがあらわれた』みたいに見えたんです。写真を撮って、コマンドみたいにすれば楽しいのではと思って、ツイートしたのがきっかけです」

原田さんによると、より「コマンド感」を出すために
・ネコが現れたような場面の写真を選ぶ
・ネコが言ってそうなセリフを入れる。
とより良いそうだ。
「#ネコマンド」を設置してあるので、こちらに投稿を。

●ネコの居場所
――原田さんは街を歩いていて、「この辺にネコがいるかもしれない」というのは分かりますか?
「なんとなく分かります。階段とか、車の下など何かの隙間とか。あと、ネコよけのペットボトルを置いている家を今でも見かけますが、それはネコが出現するからといってもいいと思います」

とはいえ、街でネコに遭遇しても、逃げられてしまう人は多いのではないだろうか?
都内を中心に猫の写真を撮りためている写真家で『ネコメンタリー』(写真集・フリーペーパー)でもおなじみの松本光央さんによると「足音をたてずに、ちょっとずつ近づくことが大事ですね。あと、『去るネコは追わず』といいまして、逃げるネコや、その場を立ち去るネコは追わないようにしましょう」とのこと。
そ〜っと近づくといえば、ネコが好きな人の中には、ネコを撮る時に匍匐前進をしてまで撮る人がいる。汚れてもいいような洋服で行かないと……。

●原田さんのネコマンドにも出てくる原田家のネコの紹介

・たるちゃん
(特徴)原田さんにはよくなつくが、人見知りをする。玄関のチャイムが鳴ると、大あわてで隠れる。
(名前の由来)もともと、レイちゃんという名前だった。生まれた頃は体の色が白くて、耳の部分に色がついていて、プラグスーツを着た綾波レイのようだったから。当時はオスかメスか分からなかったが、成長していくうちにオスだと判明。体が酒樽のように大きくなったから。

・わらびちゃん
(特徴)甘えん坊。たるちゃんと仲が良い。爪を切る時に極端に嫌がる。
(名前の由来)しっぽがワラビーのしっぽみたいに曲がっているから。

・ももちゃん
(性格)全くなつかない上、他の2匹のネコと距離を置いている。食いしん坊で、自分のエサを食べ終わったら、他のネコのエサも食べようとする。
(名前の由来)肉球と鼻が桃色だから。

たるちゃんとわらびちゃんは、とりわけ『原田さんにかまってほしい欲求』が高く、原田さんがテレビを観ているとこの通り。

『5時に夢中!』(MXテレビ)放送中、「私たちに夢中にニャッてよ!』と言わんばかり。
原田さん「かまってほしい時や、おなかが空いている時は、ずっとこんな感じです(笑)」

●街で見かけるネコに、むやみにエサを与えてはいけない理由

話は戻るが、街で野良猫に遭遇すると、エサを与えてくなる気持ちも分からなくはないが、むやみにネコにエサを与えるのは御法度だ。
・猫がいつくようになり、フン・尿や食べ残しなど、近隣へ迷惑をかけることになる。
・不幸な野良猫を増やすことになりかねない。
・猫の健康面からも悪い影響につながることもある。
などの理由があり、自治体によっては野良猫のエサやりについてホームページで注意を呼びかけているケースもある。
原田さん「特に、猫にとって人の食べ物は塩分が高いこともあって、人の食べ物と同じ物を食べると尿道結石にかかりやすいんです」
これは、ぜひとも気をつけたいところだ。

お互いに猫が好きなので、話はすっかり逸れてしまったが、ネコを撮った方はぜひ「ネコマンド」に参加してみてはいかがでしょう。
(取材・文/やきそばかおる)

●原田専門家さんのサイト/『パ紋』の詳細もこちらへ。
●ネコマンドのツイッター投稿は『#ネコマンド』へ。街で遭遇したネコの写真を使っても、飼っているネコの写真を使っても自由です。