1年ぶり代表復帰のハーフナー「何回チャンスが来るか分からない」

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 昨年10月の東欧遠征以来の日本代表復帰となったFWハーフナー・マイク(コルドバ)がアギーレジャパンに初合流した。

 フィテッセで2シーズン連続の2ケタ得点をマークし、今季からリーガ・エスパニョーラに昇格したコルドバに加入。開幕から4試合連続で先発出場を続けていたが、ここ2試合はベンチ外と苦しんでいる。

「活躍していないときに(代表に)よく呼ばれる。いいときはあまり呼ばれない」と冗談交じりに苦笑いしながらも「今回はチームであまりよくないし、前向きにがんばりたい。自分のプラスにしていきたい」と、1年ぶりの代表合宿に気持ちを切り替える。

 ハビエル・アギーレ監督は1日のメンバー発表会見で「センターフォワードとしての彼をこのチームの中で見たいと思った。私は彼を信頼している」と、ハーフナーへの期待を口にした。初陣となった9月5日のウルグアイ戦(0-2)でも186cmと長身のFW皆川佑介(広島)を日本代表初選出で先発起用。「キーパーとセンターフォワードとアンカーが重要になる」と話す指揮官にとって、前線でターゲットマンとなるストライカーは重要な存在だ。

 これまでの日本代表では、たとえハーフナーが試合に出場しても、その高さを生かすような攻撃はあまり見られなかった。ハーフナー自身、もどかしい思いをしてきたのは間違いない。アギーレジャパンで鬱憤を晴らし、一気に代表定着なるか。「まだ立ち上げの時期で、いろんな選手にチャンスがあると思う。何回チャンスが来るか分からないし、1回目からしっかりアピールしたい」と意気込んでいた。

(取材・文 西山紘平)