【レポート】AndroidからiPhoneに変更して困ったところは? - マイナビニュース調査
iPhoneからAndroidスマホ、AndroidスマホからiPhoneに機種変更した人はいるだろうか。そうしたユーザーたちは、それぞれの違いをどのように感じているのか。AndroidスマホからiPhoneに変更したマイナビニュース会員304人を対象にアンケートを実施した。
○Androidのときに便利だったあのアプリがない!
AndroidからiPhoneに変更して困った点を聞いてみた。
最も多かったのは、「欲しいアプリが少ない」という回答。304人中、21.7%となる66人が回答した。実はアプリ数自体は、iPhoneもAndroidもあまり変わらない。Appleが毎年行っている開発者向けイベントWWDC 2014の基調講演にて、約120万のアプリが存在するとアナウンスがあった。Androidも同時期にGoogle Play上に存在したアプリの数は約120万(AppBrain調べ)。ただ、ウィジェットアプリや、ホームアプリがiPhoneでは使えないため、不便に思う人が多かったのではないだろうか。
次に多かったのは、「ウイルスなどセキュリティ面で不安」と「壊れやすい」。それぞれ48人、15.8%だった。ウイルスやマルウェアなどは、アプリのインストールによって感染することが多い。iPhoneアプリは、Appleが管理する「App Store」のみで提供されているのに加え、同社の審査を通過する必要がある。そのため、危険性のあるアプリは基本的には提供されていない。そのためウイルスバスター系のアプリはAndroidと比べ少なくなっている。ただ、Androidスマホを使っていたときに、ウイルスバスター系のアプリを使用していたユーザーは、そうしたアプリが少ないことを少し不安に思うのかもしれない。
「壊れやすい」に関しては、iPhoneの液晶が割れたまま使っている人をたまに見かける 。読者のみなさんも一度は見たことがあるのではないだろうか。また、「その他」(64人、21.1%)と回答した人の意見にもあったのだが、修理はキャリアではなく、Apple Storeに持っていかなければならないという、サポート面もAndroidとは違うため、こうした回答が多かったのではと思う。
続いて、「使いにくい」(45人、14.8%)。AndroidからiPhoneに変更した際、使用感の違いに戸惑った人だと思う。また、Android端末であれば、対応している機種もある赤外線やワンセグ/フルセグ、おサイフケータイなどの機能に対応していないことで、「使いにくい」、「不便」と感じる人がいるのだろう。
「その他」と回答した人の意見では、上記した「サポート面」に加え、「自由度が下がった」、「防水に対応していない」、「SDカードに対応していない」といった、Android端末であれば使えた機能に対応していないことに対する、不満が多かった。
ほかには、「予測変換が微妙」という意見もあった。これには、Android(Xperia arc)からiPhone 5sに機種変更した筆者も納得できる。iPhoneは、サードパーティ製の文字入力アプリに対応していない。Androidのときは、「Google日本語入力」や、「ATOK」など文字入力アプリを選択できたのだが、iPhoneではそうはいかない。
総合すると、AndroidからiPhoneに変更したユーザーは、Androidで使えていたアプリや機能が使えないのと、アフターケアに不安や不満を持っているようだ。
ちなみに、文字入力に関して新型iPhoneではサードパーティ製アプリに対応するという。これだけでも、不満がひとつ解消される。シンプルさが売りのiPhoneだが、9月に発売されると噂の新型iPhoneには、一体どのような機能が搭載されるのだろうか。発売が待ち遠しい。
調査時期:2014年7月16日〜2014年8月25日調査対象:AndroidスマートフォンからiPhoneに機種変更したマイナビニュース会員調査数:304件調査方法:インターネットログイン式アンケート
(記事提供:AndroWire編集部)