米・現金輸送車が横転事故でお金が散乱（画像はnypost.comのスクリーンショット）

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現金輸送車が事故を起こすことは特殊な非常事態。このほど米ロードアイランド州では、高速道路を走行中の現金輸送車がスリップして横転。積んでいた大量の現金がばらまかれてしまったことが伝えられている。

米ロードアイランド州プロビデンス郡クランストンで先月30日午後2時前、厳重警備のはずの現金輸送車が国道10号線を走行中にスリップして横転。現場に駆けつけた多数の警察官らが、道路および草の生えた路肩に広くまき散らされた現金を懸命に収拾する姿が大きく報じられた。

その輸送業務を担っていたのは、「GardaWorld Security Corp」という警備会社。現金はいくつもの透明なビニールバッグと白い布製のダッフルバッグに詰められて荷物室に収納されていたが、横転したはずみで車外に放り出されたという。通りかかった車や通行人がそこに群がりはじめたが、その輸送車に乗務していた2人の専門警備員も怪我を負っており、通報を受け緊急車両は多数の警察官を乗せて現場に急行した。こっそりとお金を持ち逃げした一般人がいたかどうか、把握はできていない。

ちなみに銃社会のアメリカでは、武装集団に狙われる確率が高いため、現金輸送車は防弾仕様。被弾には乗務している警備員が銃で応戦する態勢をとっている。また不測の事態に備え「荷物室の扉はそう簡単には開かない」と言われてきただけに、このたびのニュースは関係者に大きなショックを与えている。「GardaWorld Security Corp」社については最近、ニュージャージー州アトランティックシティでカジノの大変な額の収益金が入った袋を輸送車の上に乗せたまま発進し、ずさんな仕事ぶりが批判を浴びたばかりであった。

※　画像はnypost.comのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）