不要アプリがスマホの動作低下や不調の原因になる?アプリを断捨離してスッキリ改善しよう

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スマートフォンは、使っていると動作が重くなったり、不安定になったりすることがある。原因は、いくつかあるが、その中の1つが不要なアプリだ。

皆さんは整理整頓は得意だろうか?
きれい好きで部屋や身の回りの生活品の整理整頓は得意だという人もいれば、逆に整理が苦手で物が捨てられなくてどんどん散らかってしまうという方もいるだろう。

どちらのケースの人でも、これがスマートフォンの中身となると、ほとんど気にしない、整理しないという人が多いようだ。

スマートフォンアプリの整理はなぜ必要なのか?
スマートフォンアプリは、Androidスマートフォンの一部でデータが外部SDカードに保存される場を除き、通常は内蔵メモリ(ストレージ)にインストールされる。

インストールされたアプリが増えれば、それだけ内蔵メモリを圧迫する。「アプリのデータ容量はそれほど大きくないので大丈夫」と思っている人も多いようだが、アプリ数が増えればデータ容量はかなり大きくなる。また、アプリは使え使うほど、設定や履歴などのデータやキャッシュメモリも蓄積される。中にはインストールした際の容量より何倍も大きなサイズにふくれあがっているアプリもある。さらに、今は使っていないアプリでも、使用中にメモリに常駐していたり、定期的にデータをチェック・更新していたり、アップデートしていたりすれば、スマートフォン内のアプリデータ量は増えるので、日常の動作にも影響がでてくることもあるのだ。

例えて言えば、部屋が整理されていないので不要なものに囲まれて動きづらくなっている、使ってない家電製品がコンセントに挿しっぱなしで待機電源で電気代を無駄に浪費している、といったようなものだ。

常時、こんな無駄なことをさせていれば、スマートフォンも痛むし、調子も悪くなっても不思議ではない。そこで、必要なのがスマートフォンのパフォーマンスを快適に保つため、アプリの整理整頓や不要なアプリの断捨離だ。

本記事では、iPhoneAndroidスマートフォンでの、不要アプリの整理方法を紹介したい。すっきり片付けて快適なスマートフォンライフを実現しよう。

iPhoneでアプリ断捨離の方法は?
まずはiPhoneの場合の断捨離だ。iPhoneにはアプリを一括アンイストールするといった支援アプリがない。では、どうするのか?

iPhoneのアプリ削除は、「設定」から「一般」→「使用状況」をタップすると「ストレージ」項目にアプリ一覧が表示される。そこで不要なアプリ、削除したいアプリを選び「Appを削除」を選択すればアンインストールすることができる。




まとめた整理に便利な使用状況からのアプリ削除


設定画面を開くのが面倒だという人には、
ホーム画面のアイコンをタップして削除する方法もある。こちらは、ホーム画面上の削除したいアプリを長押しする。アイコンが揺れだしたら、削除したいアプリ上の「×」ボタンをタップするればよい。




日々の1つずつ整理するのに便利なホーム画面からのアプリ削除


ホーム画面からのアプリ削除は、iPhoneを利用中に気がついた時に、さっと不要なアプリを削除できるので、日々、こまめに整理するのに適している方法だ。一方、使用状況を利用してアプリを削除する方法は、アプリのサイズを確認しながら連続してアプリを削除できるので、まとめてアプリを整理する際に適した方法である。

もし削除後、アプリを使いたい時のためにバックアップをしておこう
「アプリを削除したら、あとでまた使いたくなったときに困る」と思っている人もいるだろう。しかし、大丈夫。アプリをバックアップしておけば、アプリを削除しても直ぐに使っていた状態で復活させることができるのだ。

iPhoneでアプリをバックアップする方法は2つある。
・1つはPCに接続してiTunesにバックアップする方法
・もう1つはiCloudでクラウドにバックアップする方法

iCloudでバックアップするには、設定で「iCloud」の「ストレージとバックアップ」を選び、「iCloudバックアップ」をオンにする。「今すぐバックアップを作成」を選択し、
「前回のバックアップ」で現在の時間が表示されれば完了だ。
iCloudからiPhoneにアプリを復元したい場合は、新規または初期化したデバイスの「設定アシスタント」から「デバイスの設定」を選択、「iCloudバックアップから復元」をタップし、「バックアップを選択」の最新のデータを選べば、復元することができる。
ただし、iCloudでバックアップする場合、注意点もある。無料版の容量は5GBと制限があり、バックアップされるデータも一部に限られるからだ。

バックアップするデータが大きい場合は、PCのiTunesでのバックアップを選択するほうがよいだろう。

Androidでアプリ断捨離の方法は?
Androidスマートフォンは、アプリをアンインストールするためのアプリが数多く提供されている。こうしたアプリを利用するのが便利だ。数あるアンイストール支援アプリの中でもメンテナンスアプリ「Clean Master」を紹介しよう。




Clean Masterのアプリマネージャーが便利


Clean Masterのアプリマネージャーの機能は親切で便利な機能だ。
同機能は、使用頻度の低いアプリがあれば、一覧に表示してくれるのだ。複数のアプリを選択してアンインストールすることもでき、一括で不要なアプリを整理することができる。また、アプリ一覧の表示順を「サイズ順」、「日付順」、「名前順」などで切り替えて表示することができるので、不要なアプリを選びやすい。

・バックアップをしておけば安心
「削除したアプリを再び使いたい」そんなケースもあるだろう。Google Playストアで、またアプリを探して再インストールというのは面倒だ。そんなときに便利なのが、ClaenMasterのバックアップ機能だ。




バックアップをとっておけば、再インストールも簡単


使い方は簡単だ。「アンインストール」のアプリ一覧から保存したいアプリを選び「バックアップ」を選ぶだけである。
バックアップされたアプリは、画面をスワイプすれば「バックアップ」項目で確認することができる。バックアップの項目では、「インストール済み」、「未インストール」のアプリ一覧が表示される。バックアップをとっておけば、削除したアプリを「未インストール」一覧から選んで、再インストールすることができる。


スマートフォンの動作が遅くなる理由には、「アプリキャッシュ」、「利用した履歴やデータ」が原因としてある。しかし、見落とされがちなのが「アプリのインストールしすぎ」や「不要なアプリの放置」だ。不要なアプリの存在は、スマートフォンの動作だけなく、使いたいアプリを探しにくくなるなど、操作面でのデメリットも発生する。
スマートフォンは、アプリで機能を増やせることが魅力の1つだ。しかし、不要なアプリを増やせば、快適さを損なうこともあるのだ。

「今まで気にしてなかった」という人は、これを機会にぜひ、アプリの整理整頓をしてみてはいかがだろうか。

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甲斐寿憲