長期休暇を取る際、上司や先輩に言われて「嬉しい言葉」「嫌な言葉」とは?

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ベストチーム・オブ・ザ・イヤー実行委員会は22日、企業内のチームワークに関する調査の第3弾となる「長期休暇の取り方に関する調査」の結果を発表した。

同調査は、ゴールデンウィークや夏休み、冬休みなどの長期休暇を取る際の職場のチームワークを調べたもの。調査対象は全国の23〜29歳の会社員男女200名、調査期間は2013年4月8日〜9日、調査方法はインターネット。

まず、今年のゴールデンウィークの休暇日数について尋ねたところ、最も多かったのは「7〜10日」の長期休暇で38.3%、次いで「4〜6日」の32.0%、「1〜3日」の15.6%となり、全体の約7割が4日以上の休暇を取得することが判明。一方、「休暇は取得できない/取得しない」と答えた人も14.1%いた。

休みを取る際に、プライベートと仕事のどちらを重視するかを聞くと、67.0%が「仕事の都合を重視する」、33.0%が「プライベートの都合を重視する」と回答。また、休暇日数が「1〜3日」の人では「プライベートを重視する」と答えた割合は1割強にとどまったものの、「7〜10日」の人では5割に上り、長期休暇を取る人ほどプライベートを優先する人が多いことがわかった。

長期休暇の希望を出す際に、どれくらい希望が通るかとの問いに対しては、82.1%が「ほぼ希望通り、または満足できるレベルで取得できる」と回答。このほか、「社内での調整が入り、やや不満は残るレベルで取得できる」は12.1%、「社内での調整によって、まったく自分の希望通りにはならない」は5.8%だった。

長期休暇を取る際に、上司や先輩に言われて嬉しかったことを質問したところ、1位「気持ちよく送り出してくれる。例『何も気にせずゆっくり楽しんで!』」、2位「自分の希望を優先してくれた。例『希望通りどうぞ』」、3位「仕事のフォローをしてくれた。例『なんでも頼んでくれ』」との順に。全体的に休暇を取ることに肯定的な言動が嬉しいという人が多く、中には「海外旅行に行く際に、楽しんでおいでとお小遣いをもらった」といった回答もあったとのこと。

反対に、長期休暇を取る際にやめてほしいと思った上司や先輩の言動は、1位「嫌味を言う。例『お前は時間があっていいな』」、2位「事前調整なしの休み。例『あとはよろしく』」、3位「長期休みを取りにくい雰囲気を出す。例『若い者に休暇はいらない』」となった。

また同社によると、長期休暇を取得することに対し、20代と上司の間に価値観の違いがあるチームとないチームが存在することが確認されたという。

このほか、自分も真似をしたいと思った先輩や同僚の上手な休暇の取り方としては、早めの申告や周囲に影響が及ばない仕事の仕方に関するものが多数寄せられた。