フランスの人気ロックバンドの韓国と北朝鮮をモチーフにMV制作 韓国人「意味が分からない」

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フランスの人気バンド、フェニックス(Phoenix)が7日、韓国と北朝鮮をテーマにした新曲のミュージックビデオを公開したのだが、内容が不自然だとして韓国人の失笑を買っている。

フェニックスがユーチューブの公式チャンネルに公開したのは、新曲「Entertainment」のミュージックビデオ(MV)。アジア系の子どもたちが合唱する場面から始まり、窓にはハングルの文字があることから、そこが韓国であることを感じさせる。子どもたちを見守る大人の中には、K-POPアイドルのような男性もいる。

だがアップテンポなリズムが流れ始めると、映像はめまぐるしく変わる。K-POPアイドルのコンサートシーン、北朝鮮のマスゲーム、韓国映画にありそうな男たちの決闘シーン、韓国の伝統服「韓服」を着た男女、朝鮮人民軍、賑やかなソウルの繁華街…。過去と現代、韓国と北朝鮮といった映像が次から次へと交差していく。

映像は悪そうな男に追われる女性を青年が救い、女性と青年がキスをして終わるのだが、正直に言って意味不明だ。初めのK-POPのアイドルと、後半の韓国ドラマのような展開、途中で登場する北朝鮮がどのような関係性を持っているのか全く分からない。

映像を手がけたのは、斬新なディレクションが人気の映像作家パトリック・ドーター(Patrick Daughters)。海外メディアはこのMVについて、フェニックスがアジアに関心を持っていることを表していると分析している。フェニックスは東京を舞台にした映画『ロスト・イン・トランスレーション』のOSTに参加しており、その影響もあると見られている。

映像を見た韓国のインターネットユーザーたちは呆れており、「これは一体、何のストーリーなの?」「なんか3流映画を観ているようだ」「出演しているのは中国人だと思う」「中国人が韓服を着ているのか?」「確かに日中韓の差なんて分からないよね」「北朝鮮と一緒にするなんてひどい」などといったコメントを寄せた。

・参照:DCニュース
・参照:Phoenix - Entertainment (Official Video) - YouTube

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