阿部も頭を抱える原采配、ノムさんは「何にもするな、選手に任せておけ」
1日、東京ドームで行われたプロ野球公式戦=巨人−中日の一戦は、巨人が7−5で逃げ切り、同一カード3連勝で首位に立った。
「同一カードで3連勝するというのは大変なこと」。試合後に語った原辰徳監督だが、この試合では、2回無死満塁のチャンスで打順が回ってきたプロ初先発の新人・田原誠次を早々に諦め、矢野謙次を代打に送るという采配を見せた。
これにはベンチにいたキャッチャー・阿部慎之助もベンチからずっこけ、頭を抱えて“参った”といわんばかりのリアクションを見せたが、結果的には代打の矢野が2点二塁打を放ち、功を奏している。
すると、同夜、TBS「S1」では、プロ野球解説者・野村克也氏が、この原采配にコメントした。
「ノーアウトだから、そのままピッチャーを打席に送ってもよかったと思うんだけど、普通は代えないですよね。確かに信頼のないピッチャーですけど、最初から継投ではしるつもりなんでしょうけど」と疑問を呈すと、「信頼はされてない筈ですから、そういうところがそういう決断になったんでしょうけど、田原は気の毒ですね」と続けた。
また、「結果が出たからいいようなもののね。巨人の今の戦力なら慌てる必要ないですよ。作戦采配っていうのは決まりはないですけど、もし裏目だったら大変ですよ」と語った野村氏は、番組の終盤にも、巨人の対抗馬として「由規が元気になれば、ヤクルトが面白い」という見解を示しつつ、そんな巨人の課題を訊かれると、「何にもないでしょ。贅沢な悩みですけど、7回以降のピッチャー。(マシソンは)バッターからすれば嫌なピッチャーじゃないでしょ」と指摘をしながら、原監督については「何にもするな、選手に任せておけ」と直球で言い放った。
「同一カードで3連勝するというのは大変なこと」。試合後に語った原辰徳監督だが、この試合では、2回無死満塁のチャンスで打順が回ってきたプロ初先発の新人・田原誠次を早々に諦め、矢野謙次を代打に送るという采配を見せた。
これにはベンチにいたキャッチャー・阿部慎之助もベンチからずっこけ、頭を抱えて“参った”といわんばかりのリアクションを見せたが、結果的には代打の矢野が2点二塁打を放ち、功を奏している。
「ノーアウトだから、そのままピッチャーを打席に送ってもよかったと思うんだけど、普通は代えないですよね。確かに信頼のないピッチャーですけど、最初から継投ではしるつもりなんでしょうけど」と疑問を呈すと、「信頼はされてない筈ですから、そういうところがそういう決断になったんでしょうけど、田原は気の毒ですね」と続けた。
また、「結果が出たからいいようなもののね。巨人の今の戦力なら慌てる必要ないですよ。作戦采配っていうのは決まりはないですけど、もし裏目だったら大変ですよ」と語った野村氏は、番組の終盤にも、巨人の対抗馬として「由規が元気になれば、ヤクルトが面白い」という見解を示しつつ、そんな巨人の課題を訊かれると、「何にもないでしょ。贅沢な悩みですけど、7回以降のピッチャー。(マシソンは)バッターからすれば嫌なピッチャーじゃないでしょ」と指摘をしながら、原監督については「何にもするな、選手に任せておけ」と直球で言い放った。