韓国の関税庁は22日、「主要麺類の輸出動向」を発表した。2011年のインスタントラーメン、スパゲティ、冷麺、春雨など麺類の輸出額は前年同期比20.6%増となった。複数の韓国メディアが「韓流ブームの拡散」が大きな理由と伝えた。

 2011年、主要麺類の輸出額は2億4800万ドルを記録し、増加率は17.6%となった。品目別に見ると、インスタントラーメンが大半の75.2%を占め、18.8%増の億8670万ドルに達した。またスパゲティの輸出額は20.2%増加となったが、輸入額は14.9%減少したという。

 一方、品目別・国別輸出額の割合を見ると、インスタントラーメンの輸出額がもっとも多いのは日本(28.3%)で、スパゲッティ類は米国へもっとも多く輸出された。

 韓国のインスタントラーメンのスープは唐辛子の色で赤い場合が多いが、昨年は白いスープのラーメンが大ヒットした1年だったという。韓国メディアは、韓流文化の拡大に伴う諸外国の韓国産ラーメンに対する関心が高まったことや、現地に合わせた戦略などが功を奏し、主要麺類の輸出が軒並み増加したと分析した。(編集担当:金志秀)