4月末にジンバブエで行われたパーティで展示されていた最新モデルの車を、なんと現役の議員が勝手に乗り去るという事件が起きた。この議員は2週間後に逮捕されたが、どうやら日頃の行いが悪く派閥からも免職されていたようだ。

問題の野党議員(38)が逮捕されたのは5月12日のこと。2週間前にジンバブエの首都にあるハラレ・スポーツクラブで行われた自動車販売会社のパーティで、展示されていたフォード社の最新モデルを盗んだ容疑だ。

展示されていた車には鍵が差し込んであり、いつでも運転できる状態だった。議員は何の迷いもなく車に乗り込むと、購入意志があり試乗してみたいと言いそのまま走り去ったという。このフォードの新車は「フォード・レンジャーT6」で日本円にしておよそ450万円。販売会社は車の情報提供者に40万円の謝礼を支払うと宣言。その甲斐あってか、車は2週間後に議員宅で無事発見された。しかし、すでに1300キロも走行していた。逮捕された議員は「自分は購入した」と主張している。

実はこの議員、以前もある議員のメルセデス・ベンツをカーディーラーと称して盗んだことがあった。問題の議員が属する派閥は「彼は今年の1月に免職しており、この派閥とは関係ない」とコメントしている。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)