岩隈という投手は、ブルペンでは調子の良しあしが解りにくい投手ではないか。球の威力や変化球のキレ味で勝負をする投手ではなく、コンビネーションで打ち取る投手だからだ。
つまり、それは“先発向き”ということでもある。
昨日のデトロイト・タイガース＝DET戦。

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フィルダーの当たりは左前にふわりと落ちた不運な当たり。デルモン・ヤング、アビラを三振に打ち取るがペラルタ、ボッシュが連打。しかしボッシュの当たりもポテンヒット。1点を失う。

しかし、DETの各打者は岩隈を攻めあぐんでいた。シュート回転の速球（シンカー）、フォーク（スプリッター）に目がついていかない。スライダーも有効だった。

微妙に間合いを外しながら、一見打ちやすそうな球を投げる。しかし、芯には当たらない。屈指の強力打線に一順半当たって、いい当たりを1本しか打たせなかったのは収穫だ。

また、岩隈の投球がクローザーやセットアッパーに向いていないこともわかった。一順目よりも二順目の方が力を発揮するからだ。

恐らく、マリナーズは、近々岩隈をきれいなマウンドにあげるのではないか。