以前より、スクープ情報などが報じられていたD型レガシィですが、5月8日、正式に発表となりました。


今回のマイナーチェンジは、他のメーカーからすればフルモデルチェンジに近い内容で、ボディの形状こそそのままですが、エクステリアの刷新、内装のリファインに留まらず、搭載されるエンジン、足回りまで大幅進化しました。


エクステリアはヘッドランプ、フロントグリル、バンパーの形状が変わり、精悍な印象になりました。



B4とTouringWagonに関しては基本的には1種類の顔つきとなり、細かい加飾などがグレードにより異なります。



注目はダウンサイジングされ、パワーの上がった新世代BOXERエンジン。


FA20は直噴ターボで300psを発生。組み合わされるトランスミッションは従来のターボモデルでは5ATだった物が新世代CVTへ進化。



NAエンジンも排気量はそのままですが、FB25へ換装され、パワートルク共に向上。


アイドリングストップ機構も装着されます。



新世代CVTはターボ用に、高トルクを受け止める事の出来る物と、低燃費、軽量化を果たしたNAエンジン用をラインナップ。


ターボ用のCVTにはスバル初の8速スポーツシフトを使う事が出来ます。



現行レガシィを購入する方の約70パーセント以上の人が選択すると言うアイサイトも進化し、使い勝手が向上。



インテリアでは安っぽいと酷評されてきた5代目レガシィですが、パネルの色合いの変更等が実施されました。



操作系でのトピックは電動パーキングブレーキスイッチの移設。


これまで運転席左側にあったものがセンターコンソールに移動し、操作性が向上。



代わりにセンターコンソールに設置されていたSIドライブダイヤルはステアリングスイッチとなり、ステアリングから手を離す事無くモードの変更が可能になりました。



他にもメーターデザインが変更され、カラー液晶モニターの装備で、アイドリングストップの状況や、アイサイトの作動状況が解りやすく表示されるようになりました。


概要としては以上ですが、詳細をチェックすればするほど細かい改良が加えられ、気になる部分も多いD型レガシィ、次回はもっと細かく進化した部分に触れてみたいと思います。


(井元 貴幸)