TBS「S1」(18日放送分)では、野球解説者・野村克也氏が、北海道日本ハムファイターズのキャンプ地を訪問、斎藤佑樹と対談を行った様子を放送した。

昨シーズンは6勝6敗という結果に終わった斎藤だが、「去年6勝だっけ?少ないな。6勝じゃ満足しとったらあかんで」と、のっけから単刀直入に切り出すノムさん。「ダルビッシュが抜けちゃったから、その後釜に期待しているよ」と続ければ、斎藤は「後釜っていうのは、ちょっとあれですけど、ちょっと頑張ります」と大量の汗をかき、苦笑い。「頑張るんじゃなくてやらなきゃダメよ。失礼だけど、人気先行だもんな」と言えば、斎藤は「まあ、だんだん・・・」としどろもどろになってしまった。

すると、沙知代夫人からのプレゼント(スイーツ)を斎藤に手渡したノムさんは、バレンタインの話題に便乗し、「いるの、彼女?」と、これまたズバリ。「いえ、いないです」と否定する斎藤に「いや嘘ばっかり」というと、今度は斎藤が「本当です」と即答。選手名鑑の好きなタイプのところに「キャッチャーのような人」と書いている斎藤は、その理由を「キャッチャーっておおらかな感じで、何でも受け止めてくれる」と説明した。

本題になると、「(ここまでの)手ごたえはすごくあります。去年よりもやりやすい状況にあるので。プロになって初めての自主トレだったので、鍛えたりしていい準備ができました」と自信を口にする斎藤。今シーズン、フォームの改良に着手し、コントロールの精度を上げていることに触れると、ノムさんは「原点能力って言ってるんだけど外角低め。困ったら原点。外角低めのコントロールどう?10球投げて何球ぐらいいく?」と質問。斎藤が「8球くらいいきます」と答えると、拍手をして「勝てる!俺がキャッチャーなら余計勝てる」と絶賛した。

その他にも、決め球がないという課題について、「去年フォーク、自信あって投げたんですけど、西武の中村さんに抜けたのをホームラン打たれたので、そういうのもちょっと怖い」と明かす斎藤。ノムさんは「握りが浅すぎるんじゃないの?怖い?あんまり深く握ると。空振りとれるフォークを身に付けてほしいね。フォークボールをものにして6勝6敗じゃ寂しいで。マー君に負けるよ」と激励。ノムさんから「15勝5敗」と言われると「それできたらスゴイです」と最後まで苦笑する斎藤だった。