バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)は1日、G大阪から1年間の期限付きで獲得している日本代表MF宇佐美貴史(19歳)について、完全移籍の買い取りオプションを行使しないことを明らかにした。すでにG大阪に連絡ずみで、宇佐美はレンタル期限の6月以降に新たなチームを探す。宇佐美の完全移籍には2億円の移籍金がかかるが、バイエルンはこの金額に難色を示した形だ。

もっとも、移籍市場における2億円という数字は、相対的にはさして高額ではない。移籍が成立はしなかったが、本田圭佑の移籍金としてCSKAモスクワがラツィオに提示した額は16億円とも言われている。宇佐美は、本田の約8分の1の価格ですら取引されなかったということになる。

この移籍不成立について、ネット上では「2億の価値もないのかよ」「ユニ販売力も含めての評価か」「転売しても2億以上の値はつかないと判断されたのか」「将来性を含めて2億出す価値がないと判断された」と、バイエルンの評価があまりに辛辣なことに驚きの声が挙がっている。

もっとも、宇佐美はまだ19歳の若手に過ぎない。レンタル期限が切れる6月以降、どのようなキャリアを積み上げていくか、これからの活躍が注目される。

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