1日、エジプト北部・ポートサイドでアル・アハリと地元チーム・アル・マスリの試合が行なわれた。試合は3-1でアル・アハリが勝利したが、試合後にアル・マスリのサポーターがピッチに乱入し暴動に発展。74人が死亡、248人が負傷する大惨事となった。ロイターによると、きっかけはアル・アハリのファンが地元ポートサイドを侮辱する横断幕を広げたことにあったという。

 FIFA(国際サッカー連盟)のゼップ・ブラッター会長が「暗黒の日」と表現したように、これほどの死者・負傷者を出した事件は極めて異例。1985年5月29日にベルギーで発生した「ヘイゼルの悲劇」(リバプールとユベントスの試合前に、サポーター同士の衝突がきっかけで発生した事故。死亡者39人、負傷者400人以上)に匹敵する、サッカー史における暗黒の1日となった。

 ネット上ではこの痛ましい事故について「日本じゃ有り得ないな」「世界が日本を見習うべき」「日本ならJリーグ潰れるレベル」「観戦マナーという点ではこれからは日本が世界をリードしていったらいい」と、日本におけるファンのマナーを賞賛する声が目立った。