ポスティング制度により、テキサス・レンジャーズ移籍を果たしたダルビッシュ有が、入団会見の行われた現地から帰国。24日には北海道で会見を行う予定となっている。

そんな折、現地会見の模様を伝えた日本テレビ「Going! Sports&News」(21日放送分)では、「全米興奮!ダルビッシュ会見を丸秘分析」と題し、伝説の速球投手でテキサス・レンジャーズ球団社長ノーラン・ライアンや、北海道日本ハムファイターズ一軍投手コーチで米メジャーを経験している吉井理人らのコメントを伝えた。

番組のカメラに「日本のプロ野球の特徴は、メジャーよりも落ちる変化球が多いこと。いままで多くの日本人投手がメジャーでも落ちる球で勝負してきているよ」(同番組の翻訳より)と語ったライアンは、「ストレートに威力があるダルビッシュは特別な存在。最初のうちはストレート勝負で自信をつけた後、落ちる球も使ってほしい。ダルビッシュの野球でのIQを高く評価している」と期待を寄せる。

また、元メジャーリーガーでもある吉井は、「去年の場合は、多分、多分ですよ。ダルはもう次の年、今年ですよね。アメリカに行こうと思っていたので、ふいに質問することが多くて、こっちがすごく緊張して、何質問されるんだろうっていうのはありましたね」と本音をチラリ。

会見では、中5日の登板をダルビッシュが「問題ない」と答えた場面があったが、このことに触れると「最初は使い込むと精神的にカリカリ、イライラすることがあったんですけど、去年は全然不安はなかったです」といい、その活躍については「あの実力をそのまま出せたら沢山勝てると思います。理由としてコントロールですね。もちろん、球を操るコントロールもありますし、自分の精神、気持ちもコントロールするのが凄くうまいので」と太鼓判を押した。