15日、Fリーグ・エスポラーダ北海道の一員として、府中アスレティックFC戦に出場、自身のゴールこそならなかったものの、超満員の場内を大きく沸かせた三浦知良。試合後には、フットサル日本代表入りの話も飛び出すなど、見るものを魅了するプレー、圧巻の存在感は今年も健在だ。

その前日となる14日深夜には、日本テレビ「Going! Sports&News」が、プロ27年目のスタートとなるカズのグアム合宿に密着し、来月には45歳になるサッカー界の“キング”の始動を伝えている。

心拍数の計測器を体に装着し、数値を確認しながら練習することで適切な練習量を維持するカズ。番組のカメラには「白髪、いい感じでしょ?」と笑って話すも、現役選手としての意欲は人一倍。

「19歳になる直前にプロになって、サッカー選手は30歳までが常識かなと思ってた。やれて32、33かなと思って。19歳の時に35、36歳の選手がいたんですけど、なんでサッカーできるのか不思議に思ってた。その19歳だった僕が、もうすぐ45歳になるけど、まだ現役でやっている。自分が不思議に思っていた年齢のもう10歳年上になってる」と振り返ったカズは、「1年1年って本当に大きいし違うと思うんですね。35歳、36歳、37歳とただの一年じゃないと思う。その中での45歳ですからね。自分でも気力が続く限り、体が動いてまだ自分の技術も経験も活かせるのであれば続けたい」と意気込んだ。

また、「もちろん、サッカーが好きということ。あと、そこにまだまだ情熱を燃やし続けられる。自分の全てをもっていける。試合に出たい意欲、練習をやりたいという意欲、サッカーがうまくなりたいという意欲。その全てが10代の頃と変わってないんです。その気持ちだと思います」というカズに対し、同合宿に同行する横浜FC時代のチームメイトで柏レイソルのGK・菅野孝憲は「常にサッカーに対して謙虚というか、本当に少しでも成長したいんだなっていう。そういう意味で全員にアドバイスを求めてくる。何に対しても貪欲。学ぶ姿勢が凄い。それが年下とか年上とか関係なく。僕もそういうところを見習いたい」と語り、その姿勢に惚れ込んでいる様子をうかがわせた。