7日に行われた国際親善試合=日本×ベトナム戦は、李忠成のゴールで1-0の勝利を挙げたが、格下相手に11本のシュートを放った上での1得点、更には、ヒヤリとするシーンも多く、課題の残る内容となった。

8日深夜放送、TBS「S1」では、サッカー解説者の福田正博氏が、同一戦を観ながら、イライラを募らせながら解説する様子が放送された。

「ゴールを決めて、ゴールの解説してえな。何だよ、コレ」と不機嫌モードの福田氏は、長谷部、香川の精彩を欠く動きを「(シュートを)打ってほしいよね。キーパーとかやってるから、打てなくなっちゃったんじゃないかな。チームで。んなことないか」、「香川のコントールミスだな。珍しいね。コンディションだったり、気持ちの部分が出るんだよね。そういう意味では少し迷いがあるのかもしれないね」とバッサリ。

ゴールを奪ったシーンについては、「プレッシャーかけてボール奪って。そして長谷部にボールが入って、ここで李の動きなんですけど、李が中に入ろうとした時に、相手のディフェンダーがつられるんですね。そこにできたスペースを藤本がうまく使うんです。イメージを共有した素晴らしいゴールでした」と高い評価を与えたものの、パフォーマンスの差に開きがあった両サイドの長友&駒野には「一番前半を見てて、躍動しているのは長友だね。攻守両面に渡って。駒野は全く出てこないね。攻撃に関していうとね。やっぱり、チャンス貰っている選手達はもっともっとアピールして貰いたい気がするんだよね」とやっぱり不満気な様子。

試合後も、福田氏は「1対0かぁ。5点くらい入ると思ってたんだよな。こうなってくると、本田と遠藤の存在って大きいね」と振り返ったが、11日には、はやくもW杯3次予選のタジキスタン戦が行われ、期間的余裕のない日本代表。今回の一戦で得た課題をいかに修正して臨むことができるのか――。

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