――少女というか、子供の心を未だ持ち続けていると感じることは?

倉木:遊園地とか、水に触れて微生物を観察したりすると童心に戻りますよね。遊園地で「ウワァー!」って、乗れもしないのにはしゃいじゃって、後でグロッキーになってるという。前は大丈夫だったんですけど、大人になったら三半規管が段々弱くなったのか、乗り物が苦手になっちゃったんですよね。観覧車とか高い所は大丈夫で、ジェットコースターとか、船が揺れるのとかありますよね? ああいうのがダメで。でも、東京ドームシティのLaQuaにあるタワーハッカーは大丈夫なんですよね(笑)。

――お化け屋敷は怖くないですか?

倉木:よくグループで行った記憶があるんですけど、私は常に真ん中で、前と後ろに人がいてサンドイッチしてもらわないと嫌なんです (笑)。でも、それですごく悲惨な想い出がありまして。もう怖くて「キャーキャー」言いながら入ったんですけど、外に出た瞬間に前の女の子が「靴がおかしい、様子が変だ」と言い出したんです。その友達は、パンプスを履いていたんですけど、私があまりの怖さに「キャー」って言いながら押して踏んでしまっていたらしく、ヒールのカカトが取れちゃっていて(笑)。ちょうど、その子が好きな男の子も一緒にいたので、恥ずかし過ぎて「もう絶対に麻衣ちゃんとは遊園地に行かない!」って言われました…。そんな想い出で、すみません。

――映画やドライブなどデートシーンが思い浮かびますが、倉木さんにとって理想のデートコースとは?

倉木:理想は高く(笑)。この歌は私の理想を書いたんですけど、海沿いをドライブして風を感じて、映画を観に行く訳です。映画を観終わったら、今度は夜景の見えるロマンティックな場所に連れて行って欲しいんですよね。…はい、すみません(笑)。

――自分では、車の免許を取られていないですか?

倉木:取ってないんですよね。よく、車に乗ると人が変わる方っていらっしゃいますよね。クラクションを「プップッ!」って余計に鳴らしたり、「なんでウィンカーを出さないのよ!」みたいなタイプになっちゃうかもしれない(笑)。

――今回のジャケットは、どのようにして決まっていったんですか?

倉木:シチュエーション的に、私の本当の表情を撮ろうということになりまして。切ない表情だったり、強がってる女の子がいたり、色んな表情を撮ってみようという中のワンシーンで撮れたのがこの写真。よく見ると、強がって、ちょっとすましてる、何事もなかったような感じですね(笑)。

――普段のファッションの好みに変化はありますか?

倉木:いつもジーンズスタイルとかが多いんですけど、花柄のロンパースとかを着るようになったんですよね。自分には似合わないんじゃないかと思っていたんですけど、KOSE「エスプリーク プレシャス」のイメージキャラクターをやらせて頂いて、色んな洋服を着させて頂くようになってから、こういうガーリーな服も合うんだなと思って。そこから、「ロンパースもいいかな?」と。でも、男性から見るとパジャマっぽい感じに見えちゃうんですかね? 女の子同士だとカワイイと思うんですけど。

――10月9日には、さいたまスーパーアリーナで去年に続き「HAPPY HAPPY HALLOWEEN LIVE 2010」が控えていますが、こういう風にしようと考えられていることはありますか?

倉木:去年に引き続き、衣装とか演出の部分はまさにハロウィンの世界観をかもし出したいというのがすごくあって。今回は、みんなと一緒にお祝いが出来るパーティのような内容にしたいなと考えています。これから打ち合わせを進めて詰めていくんですけど、「これ聴きたい!」と皆さんがリクエストして下さった曲プラス、新曲もたくさん披露したいと思ってます。

――新曲など、次の作品はこういう内容にしたいなと考えられていることはありますか?

倉木: 次の作品も今までとちょっと雰囲気が違う、新しい世界観を出していけたらなと思っています。今回の「SUMMER TIME GONE」と「anywhere」は、シングルなんですけど、ちょっとミニアルバムを作るような意識で制作していて、今作とニュアンスが続いていくような作品になりそうです。頑張ります!

倉木麻衣 ニューシングル「SUMMER TIME GONE」特集
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