日本と外国では、自動車の運転において、標識や交通ルールなどさまざまな違いがある。フランスのブログ「Anton au Japon」は、日本で運転をした経験のあるフランス人が、日本で自動車を運転した時の様子をつづっている。

 まず、自動車が右側通行のフランスでは、自動車の運転席は左側となる。日本に来て、初めて右側に運転席がある車を運転したという筆者は、ギアやハンドブレーキ、ウインカーなどが、すべて逆の位置となることに不安を感じていたものの、意外にスムーズに運転することができたと記している。しかし、左右反転により、道路での位置感覚がつかみにくかったようで、歩道に近づきすぎてしまいがちだったという。

 交差点では、赤から青になるまでの時間が、フランスよりも長く感じたようだ。日本では、走行車の信号がいったん赤になった後、右折車のために多少の時差をおく交差点があり、赤から青に切り替わるまでに時間がかかる点を指摘。走行車の信号が赤になってから、すぐに発車し始めるフランス人は、注意が必要だろうと述べている。

 筆者は、国際免許証を利用して初めて日本で運転する時には、ある程度交通量がある広めの道路で運転することを勧めている。流れにそって運転することで、道路での位置感覚をつかみやすくなるほか、日本の道路交通法にも慣れ、自然に守れるようになる、とその理由をつづっている。逆に海外で運転をする機会がある日本人にとっても、参考になるかもしれない。(編集担当:山下千名美・山口幸治)



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