――滴草さんは普段、どんなジャンルの映画を観ますか？

滴草：私は、ホラーは苦手なのでほとんど観ません。ラブストーリーにちょっとコメディが入ったような作品が好きです。

――最近、観た中でおすすめの映画は？

滴草：「In to the Wild」は最近の映画では無いけど、DVDで観てすごく印象に残っていますね。「In to the Wild」はロードムービーですが、今私自身がそういう心境なんでしょうね。ダンスにはまっている時は、ダンスの映画ばかり見たりとか、ちょっと動物に癒されたいなって時は「ペンギンなんとか」みたいな作品(笑)。

――DVDでも映画をよくご覧になるんですね。

滴草：部屋で。ちびちび飲みながら、おつまみ食べながら、自分へのちょっとしたご褒美に観ることはよくあります。「抱擁のかけら」も、カットされたシーンがDVDの特典に入っていたら超見たいですね。映画はもう観たけど、そういうメイキングシーンとか見るの大好きです。

――それでは最後に、これから映画をご覧になる方に見所などを教えてください。

滴草：最初から最後まで、シーンがパズルになっているから、ひと時も見逃さないようにしてたほうがいいです。そのパズルを1つ1つ覚えていて、終盤になって、「あ！」ってパズルがつながっていくので、そこをお楽しみに。後は男性と女性、様々な年齢の方によって抱く感想が違うと思うので、観た後も盛り上がれます。

――どうもありがとうございました。

「抱擁のかけら」ストーリー

14年前に起きた凄惨な事故で視覚を同時に失った男（ルイス・オマール）事故の前、彼には2つの名前があった。映画監督時代に名乗っていた本名のマテオ・ブランコと、現在の執筆業のペンネームであるハリー・ケインだ。ハリーは、事故の後映画監督マテオである自分を捨て、人生をかけて愛した女性レナ（ペネロペ・クルス）のことも封印した。

或る夜、昔なじみで彼の世話人を勤めるジュディット（ブランカ・ポルティージョ）の息子が、事故に遭う。病室で彼の看病をすることになったハリーは、お伽話をするように自分の過去を語り始める…。それは、運命という名の嫉妬と欲望に翻弄された愛に狂った男女の切なくも激しい愛
の物語だった──。

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