我が道を行く小岩井・第三次野菜ジュース戦争の戦い方/金森 努
昨今の飲料市場において野菜ジュースカテゴリーは縮小傾向にあった。そんな環境の中、各社からテコ入れのため新商品の上市や既存商品のリニューアルが続いている中、されているが、そんな中、異彩を放っている商品がある。
昨今の飲料市場のトレンドを一言でいうなら「スッキリ」だ。もう一つ付け加えるなら「低カロリー」もしくは「ゼロカロリー」ということになるだろう。緑茶飲料でカロリーゼロに目覚めた消費者は、ゼロカロリー炭酸飲料でよりスッキリした味わいを嗜好するようになった。そんな中で、ドロッとした口当たりと意外に高いカロリーで野菜ジュースは敬遠されるようになってしまったのだ。
そんな環境において、野菜ジュースもスッキリを目指しはじめた。その戦端を開いたのはカゴメと伊藤園だ。過去の記事を参照されたい。
<第三次野菜ジュース戦争勃発・今度のキーワードは「スッキリ」?>
http://www.insightnow.jp/article/2982
スッキリ・低カロリー系のトップバッターとなったのは、サントリーの「野菜カロリー計画」だ。「野菜ジュースのカロリーは意外に高い」と問題提起をして、それを解決する商品として明確なポジショニングで戦いを始めた。
<「びっくらこいた〜」に込められたマーケティング戦略>
http://www.insightnow.jp/article/1167
そして、今度はスッキリとは明言しないものの、明らかに味わいはスッキリした新商品「I love vege」を発売した。サントリーは野菜ジュース市場のトレンドを牽引する気満々と見える。
新商品の上市だけではなく、既存製品も「スッキリ」に軸を移してリニューアルを図っている。例えばカゴメは野菜ジュースの大ブランド、「野菜生活100」を「甘さをおさえてすっきり」というポジショニングに切り替えた。新製品「やさいしぼり」もスッキリ系なので、自社の野菜ジュース全体のポジショニングチェンジをしたことになる。
続きはこちら
昨今の飲料市場のトレンドを一言でいうなら「スッキリ」だ。もう一つ付け加えるなら「低カロリー」もしくは「ゼロカロリー」ということになるだろう。緑茶飲料でカロリーゼロに目覚めた消費者は、ゼロカロリー炭酸飲料でよりスッキリした味わいを嗜好するようになった。そんな中で、ドロッとした口当たりと意外に高いカロリーで野菜ジュースは敬遠されるようになってしまったのだ。
そんな環境において、野菜ジュースもスッキリを目指しはじめた。その戦端を開いたのはカゴメと伊藤園だ。過去の記事を参照されたい。
http://www.insightnow.jp/article/2982
スッキリ・低カロリー系のトップバッターとなったのは、サントリーの「野菜カロリー計画」だ。「野菜ジュースのカロリーは意外に高い」と問題提起をして、それを解決する商品として明確なポジショニングで戦いを始めた。
<「びっくらこいた〜」に込められたマーケティング戦略>
http://www.insightnow.jp/article/1167
そして、今度はスッキリとは明言しないものの、明らかに味わいはスッキリした新商品「I love vege」を発売した。サントリーは野菜ジュース市場のトレンドを牽引する気満々と見える。
新商品の上市だけではなく、既存製品も「スッキリ」に軸を移してリニューアルを図っている。例えばカゴメは野菜ジュースの大ブランド、「野菜生活100」を「甘さをおさえてすっきり」というポジショニングに切り替えた。新製品「やさいしぼり」もスッキリ系なので、自社の野菜ジュース全体のポジショニングチェンジをしたことになる。
続きはこちら