“コミュニケーション”は、戦略を現場に浸透させるために、上下(幹部と部下)の認識の共有化のために、あるいは横(部門間)の連携強化のために、最も重要な要素です。
ただし、そういったことを重々理解している企業においても、なかなかベストな状況を作り出せていないのが“コミュニケーション”の特徴であります。
今回は、この原因である2つのポイントに対して、すぐに実践できる解決の方向性を考えてみたいと思います。

こんにちは、船井総合研究所の川原慎也です。

前回、“組織力強化”に必要不可欠なポイントとして『HRM』(人的資源管理)と『OB』(組織行動)について説明させていただきました。

“組織力強化”を具現化するためには、『HRM』と『OB』の両輪をバランスよく走らせることがポイントとなります。よって基本的な考え方としては、「『HRM』を効果的に運用するための『OB』」であり、「『OB』を引き出すための『HRM』」であることを念頭において設計することが大切です。

ただし、これにとらわれすぎて組織変革に向けたアクションが進まないのでは本末転倒です。そのような場合は、まず『OB』に関するアクションを進めていくことです。なかでも、“コミュニケーション”に関しては、すでに問題が顕在化しているケースが多いので、優先的に取り組むべきだと思います。

“コミュニケーション”は、戦略を現場に浸透させるために、上下(幹部と部下)の認識の共有化のために、あるいは横(部門間)の連携強化のために、最も重要な要素であることは言うまでもないでしょう。

ただし、そういったことを重々理解している企業においても、なかなかベストな状況を作り出せていないのが“コミュニケーション”の特徴であることも事実です。今回は、この原因である2つのポイントに対して、すぐに実践できる解決の方向性を考えてみたいと思います。


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