【センバツ】天理、華陵を2ケタ得点で下し、ベスト8進出！ センバツ9日目
第1試合は、7日目に行われた3回戦の再試合。延長15回では決着が付かなかった鹿児島工（鹿児島）と平安（京都）が再度激突。
試合は小雨の降る中で開始。前試合で194球を投げた鹿児島工エース・内村は肘の違和感を訴えライトに。代わりに石堂が先発となった。3回まで両校ともに無得点と静かな立ち上がり。迎えた4回裏、平安・児玉が2アウトから出塁。上がった打球をライト・内村が一度はグラブに収めるも、こぼしてしまう。その間に児玉は3塁へ進み一気にチャンスを作ると、続く河野がタイムリーヒットを放ち平安が先制に成功。
鹿児島工は石堂が安定した投球で追加点を許さないものの、打線が援護出来ず。4回の1点が決勝点となり、平安が再試合を制し5年ぶりベスト8進出。平安は明日の10日目、準決勝をかけ聖望学園（埼玉）と対戦する。
試合は3回戦まで両校ともにランナーを背負うも得点に結びつかず。4回裏、2アウトから宇治山田商・木田（恵）が智弁和歌山投手・岡田のストレートを狙い打ってレフトスタンドに運び先制。
前試合で12得点を上げた智弁和歌山打線だったが、宇治山田商エース・平生の前にランナーは出すものの、なかなか得点に結びつけられることが出来ず。迎えた8回、智弁和歌山先発・岡田に変わった林が、先頭打者で出塁すると、勝谷がタイムリーを放ち同点に追い付くことに成功。その後は両校ともに攻めてに倦ね延長戦に突入。
延長11回表、智弁和歌山・先頭打者の坂口が出塁すると、高橋がタイムリーヒットを放ち勝ち越しに成功。この得点が決勝点となり、智弁和歌山が宇治山田商に延長11回で勝利。5年ぶりのベスト8進出。また、智弁和歌山のこの勝利で、和歌山県勢は春夏通算200勝目。
第3試合は、2回戦で敦賀気比を下した天理（奈良）と、慶応を下した21世紀枠の華陵（山口）の一戦。
試合は、2回表に華陵が貝森のタイムリーヒットで1点先制。しかし、その裏、爪に痛みがあるという華陵投手・宇野は、天理・前田を四球で出塁させてしまうと、すぐさまボークで得点圏への進塁を許してしまう。このチャンスに立花がタイムリーを放ち同点に追い付く。3回裏に奥田、山下が打点を重ね勝ち越しに成功すると、5回、7回、8回と得点を重ね、10得点。
9点を追いかけることとなった華陵だったが、9回の表、天理投手・井口に3人で抑えられ、試合終了。初めての甲子園でベスト8進出にはならなかった。勝利した天理は3年ぶりのベスト8進出。
また、本日予定されていた、第4試合の沖縄尚学-明徳義塾の試合は悪天候の為、中止となり翌日に持ち越される。
【第1試合】鹿児島工（鹿児島） 0 - 1 平安（京都）
【第2試合】智弁和歌山（和歌山） 2 - 1 宇治山田商（三重）
【第3試合】天理（奈良） 10 - 1 華陵（山口）
【第4試合】沖縄尚学（沖縄） - 明徳義塾（高知） - 中止（明日、31日に順延）
