GIGAZINEではノートPCやミニPCのレビューを幾度となくやっており、毎回気になってチェックしているのが空冷ファンによる騒音の大きさです。Amazonで発見したGainExpressというメーカーのデジタル騒音計「SLM-441」であれば安価でありながらデータ記録と出力に対応し、PCでのリアルタイムモニタリングも可能になってより正確な騒音測定が可能になりそうなので、GIGAZINE編集部のほしいものリストに追加したところ、校正用のキャリブレーターと共に読者から支援してもらえたので、果たしてどんなデジタル騒音機なのかを確かめるべく実際に使ってみました。

SLM-441 Decibel Meter Datalogger Sound Level Tester Noise Decibel Reader Monitor SPL Meter with 43,000 Data Record, Visual Alarm, A/C Weighted, PC Connection Colored Screen Display for Home, Classroom, Traffic Noise Monitoring etc. - Gain Express

https://www.gainexpress.com/products/slm-441

Amazon.co.jp: デシベルメーターデータロガーデジタルサウンドデシベルメーター、43,000データ記録とエクスポートを備えたサウンドレベルメーター、A/C周波数とDC出力を備えた充電式ノイズメーター、3色アラーム、リアルタイム測定 : 産業・研究開発用品



・目次

◆外観&内容物

◆起動&初期設定

◆キャリブレーターを使って校正する

◆実際にいろんなところで騒音を測定してみる

◆PCに接続してリアルタイムでモニタリングをしたり記録を取り出したりする

◆外観&内容物

SLM-441の化粧箱はこんな感じ。



GainExpressは2003年に香港で設立された測定器メーカーで、「MADE IN CHINA」のシールが貼られていました。



箱を開けるとこんな感じ。取扱説明書と本体、付属品が入っています。



SLM-441本体と風防用マイクフードとなるスポンジボール。



サイズは幅56mm×奥行き160mm×厚さ31mmで、重量は約114g。長辺146.6mmのiPhone 15 Proと並べて比較するとこんな感じ。正面にはLEDインジケーターと液晶モニター、上下左右の選択ボタン、電源となる中央ボタンがあります。



左側面にはゴム製のチェッカリング付きグリップがついています。



右側面にもゴム製のチェッカリング付きグリップ。



底面には接続・充電用のUSB-C端子と、騒音値を電圧に比例して出力できるDC出力端子がありました。バッテリー持続時間は公称8時間、充電時間は1.5時間。DC電圧範囲は300mV〜1200mVで、インピーダンスは120Rです。



コンデンサーマイク部分。0.1db単位で、30〜130dbの範囲で測定できます。



裏面はこんな感じ。



三脚に固定できるネジ穴が1つ。また、赤枠で囲っている部分は校正用のネジ穴です。



コンデンサーマイクにスポンジボールを被せます。



付属品はUSBA−USB-Cのケーブルと、DC出力用のケーブルでした。



◆起動&初期設定

本体の中央ボタンを押すと、液晶画面が点灯して起動します。電源をオフにする時は電源ボタンを長押しします。



起動直後の画面はこんな感じ。初回起動後はまず設定を行います。操作は本体の上下左右ボタンでカーソル移動、中央ボタンが決定です。下部メニューにある「SET」を選んで決定。



設定画面が表示されました。「language」を選択。



「Japanese」を選択。



左ボタンを押して設定画面に戻り、「日&時」を選んで現在時間を入力。この時間はデータログでの表示時間になるので、正確に設定する必要があります。



初回設定が終わったらホーム画面に戻ります。下部メニューの「A/C」は周波数加重を選択可能。「A」は一般的な音レベル測定用の設定、「C」は音の低周波成分を確認するための設定です。



「F/S」では、サンプリングを毎秒8回行う「速い」か毎秒1回行う「遅い」を選択できます。



「記録」で中央ボタンを押すと騒音レベルの記録が始まり、もう一度押すと記録を終了します。



◆キャリブレーターを使って校正する

このままでも騒音レベルを測定できますが、より正確に測定するためにSLM-441を校正する必要があります。校正には、今回一緒に支援された「8930Bコンパクトサウンドレベルキャリブレーター」を使います。

8930B Compact Sound Level Calibrator 114dB / 94dB / 104dB Calibration Level For 1/2" 13.2mm Microphone Size Sound Level Meters - Gain Express

https://www.gainexpress.com/products/8930b

Amazon.co.jp: プロフェッショナルサウンドレベルキャリブレーター デシベルメーターキャリブレーション、94dB&104dB&114dBの3つのキャリブレーションレベル、dBノイズメーター用SPLメーターキャリブレーター : 産業・研究開発用品



8930Bコンパクトサウンドレベルキャリブレーターの化粧箱はこんな感じ。



フタを開けると入っていたのは操作マニュアルと本体のみ。



8930Bコンパクトサウンドレベルキャリブレーター本体



サイズは幅130mm×高さ60mm×厚さ37.5mm。重量は400gです。



長辺146.6mmのiPhone 15 Proと並べて大きさを比べたところ。



正面には騒音計のマイクを差し込むマイクロフォンキャビティがあります。



操作パネル。校正用のサウンドは94db・104db・114dbの3種類から選ぶことが可能です。



天面



底面



左側面



右側面



裏面はこんな感じ。



電源は単3乾電池2本。



SLM-441を校正する前に、まず「A/C」を「A」に、「F/S」を「速い」に設定します。



スポンジボールを外して電源を入れた状態で、マイクロフォンキャビティにコンデンサーマイクを挿入します。



8930Bコンパクトサウンドレベルキャリブレーターの電源を入れて、サウンドを94dbに設定します。



SLM-441を見ると、95.4dbと表示されていました。



裏面の校正用ネジに細目のマイナスドライバーを差し込み、奥にあるネジを回します。



SLM-441の液晶画面に表示される数値が94.0dbになれば校正は完了。



◆実際にいろんなところで騒音を測定してみる

校正が終了したので、まずはGIGAZINE編集部にある会議室で騒音をチェックしてみました。隣接するビルで工事が行われており、わずかに振動と音が響いていましたが、だいたい30dbを超える程度。



台所にある換気扇を回して測定すると、55dbを超えました。



屋外に出ると、60dbを超過。



防音用シートを被せて工事中の建物の前で測定したところ、70dbを突破。



ゲームセンターでは多くの人がゲームに興じており、騒音レベルは80dbを超えました。



◆PCに接続してリアルタイムでモニタリングをしたり記録を取り出したりする

SLM-441は専用のソフトウェアである「Sound Lab」を使えば、PCに接続してリアルタイムで測定したり、SLM-441本体に記録されたログを取り出したりすることができます。ソフトウェアは以下でダウンロード可能。

Sound Level Meter - Manuals & Software

https://cd50.net/441/

Sound Labは記事作成時点でWindows版のみが提供されており、「Windows用ソフトウェア」をクリックするとEXE形式のインストーラーをダウンロードできます。ファイルサイズは約4.7MBです。



ダウンロードしたインストーラーを起動します。



ソフトウェアの言語は英語と中国語から選択可能。今回は「English」を選択して「OK」をクリック。



インストールフォルダを選択したら「Next」をクリック。



「Next」をクリック。



「Next」をクリック。



「Install」をクリックします。



インストールが終わったら「Finish」をクリックします。



Sound LabのUIはこんな感じ。



この状態で、電源を付けたSLM-441を付属のUSBケーブルでPCに接続します。PCと無事接続されると、液晶画面に「USB」と表示されました。



左下にある「リアルタイム測定」というタブを選び、「リアルタイム測定スタート」をクリック。



すると、その場でSound Lab上に測定結果が表示されます。左側にはデータの番号・測定値(db)・A/C特性・時間・日付が表示されており、右側には測定値を縦軸、時間推移を横軸にしたチャートがリアルタイムで更新されていきます。



測定した記録は「保存」をクリックすると、Excel形式で保存できます。



また、「チャートを印刷する」をクリックすると、右側に表示されたチャートをそのままプリントアウト可能です。



さらに、「データのインポート」というタブを選択すれば、SLM-441本体に記録されているデータをそのまま抽出することが可能です。以下はゲームセンターから外に出て歩いた数分の測定記録を抽出したもの。



「システム設定」の「設備」では、接続しているSLM-441の測定速度とA/C特性を変更可能。



「ソフト」ではリアルタイムの測定サンプリング時間と、測定値でアラームを鳴らす下限と上限を設定可能。



「その他」では数値の小数点表記を設定可能でした。



SLM-441はAmazon.co.jpで購入可能で、記事作成時点だと税込6999円でした。また、SLM-441の校正に使う8930Bコンパクトサウンドレベルキャリブレーターは税込1万2000円で購入できます。

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なお、今回のSLM-441とキャリブレーターをはじめ、読者の皆さまからの支援がGIGAZINE編集部で大いに役立っています。今後とも支援のほどをよろしくお願いします!

・物質的支援(Amazon欲しい物リスト)

https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/378VT986Z3V8T

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