左から朝倉海、UFCフライ級王者アレッシャンドリ・パントージャ(写真右:SPREAD編集部、左:(C)Getty Images)

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総合格闘家の朝倉海は17日、愛知県・ポートメッセなごや 第1展示館にて開催された「RIZIN LANDMARK 10(ライジンランドマーク10)」にセコンドとして参加。
大会後に自身のXを更新し、大会を終えた心境と12月7日(日本時間8日)に行われるUFCデビュー戦への意気込みをつづった。

■「試合前にパワーもらいました」


朝倉は「RIZIN LANDMARK 10」でジャパン・トップ・チーム(JTT)所属選手の秋元強真、白川陸斗、昇侍、ヒロヤ、倉本大悟が出場する5試合のセコンドを務めた。結果、JTT勢は2勝3敗だった。
朝倉は大会終了後に「試合に向けて過酷な練習を一緒に乗り越えてきた仲間の勝ちは嬉しいし負けは悔しい でもとにかく試合前にパワーもらいました」と心境を吐露。
「次は俺がやってくる」と、12月に控える「UFC310」での現フライ級王者アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)とのタイトル戦への意気込みも記した。

■「全部の舞台が完全に整った」


「朝倉vs.パントージャ」は16日に急きょメインカードへと昇格。メインで行われる予定だった試合が選手の負傷で中止になったことで、「UFC」年内最後の大会のメインマッチを務めることに決まった。
朝倉は自身のYouTubeで「本当にもってるよ。全部の舞台が完全に整った。やりますよ」と笑顔で報告。
さらに、ちょうど10年前の2014年12月7日に「THE OUTSIDER」でチャンピオンになったことを表彰状の写真とともに明かし、「凄いことだよ。これは完全に……そういう(勝つ)流れなんだよ。あとは僕が決めるだけ」と日本人初のUFCチャンピオンに向けて闘志を燃やした。
大会当日は現地観戦すると話す榊原信行CEOは、「RIZIN LANDMARK 10」後の総括で、「海がパントージャに勝てば、実質RIZINがフライ級の世界一のベルトだという風に言えるんじゃないか」とし、「RIZINにとっても千載一遇のPRの機会。結果で、海が証明してくれたら」と朝倉の勝利に期待を述べていた。
朝倉は機運を感じている様子。朝倉はパントージャに勝って「UFC」の日本大会を開催したいとも語っていたが、すべてを叶えられる可能性を秘めた絶好の“大一番”で勝利を掴み取ることができるか。