4点快勝で森保J首位ターン! 小川先制呼んだ!南野代表戦24発で俊輔に並んだ!
「W杯アジア最終予選、インドネシア代表0−4日本代表」(15日、ジャカルタ)
2026年に米国、カナダ、メキシコで共催されるW杯北中米3カ国大会アジア最終予選のC組第5戦で、8大会連続出場を狙う日本はインドネシアに4−0で快勝した。4勝1分けの勝ち点13とし、C組首位で最終予選を折り返した。前半にMF南野拓実(モナコ)の得点などで2点リードし、後半も加点した。世界ランキング15位の日本は同130位のインドネシアとの対戦成績を12勝2分け6敗とした。19日には中国と福建省アモイで対戦する。
厳しい環境下でも決してぶれず、焦らず。日本がその強さを示す勝利となった。6万人超とみられる観客が取り囲む完全アウェーの地。開始直前に突如降り出した強い雨。思うように決定機が作り出せない中で、故障のエースに代わって最終予選初先発のFW小川が流れをたぐり寄せた。
前半18分にMF堂安の右からのクロスに小川が頭で合わせ、インドネシアゴールへ迫った。エースFW上田(フェイエノールト)が故障の影響で選外。「こういうチャンスをしっかりものにしたい。どれだけ自分が点を取れるかに懸かっている」という思いが結実したのは前半35分だ。
MF守田がつないだパスをエリア内左で受けたMF鎌田が中央へ折り返すと、そのボールへ小川が詰めてゴールネットを揺らした。相手DFの足に当たり記録はオウンゴールも「いい位置にポジションを取れたかなと思う」と、小川の執念が引き寄せた先制点だった。
これで流れは日本に傾く。前半40分には左からのMF三笘のパスに、斜めに走り込んだMF南野が左足を振り抜いた。中村俊輔に並ぶ歴代10位の代表通算24ゴール目は、価値ある追加点となった。
後半にも途中出場のDF菅原のゴールなどで2点を加えての完勝。「いろんなアクシデントもすべて乗り越えた先にW杯や、その先の目標に向かっていける」と話す森保監督の言葉を体現する力強さを見せつけた。
これで最終予選は4勝1分け。2位オーストラリアに勝ち点7差をつける独走状態でまた一歩、W杯出場へと近づいた。「中国戦も、いいパフォーマンスが出せるように準備したい」と小川。層の厚さも見せつけた中で、19日の中国戦へ臨む。