現役時代はバルセロナの攻撃的MFとして、またポルトガル代表としても活躍 photo/Getty Images

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バルセロナのスポーツディレクターを務めるデコ氏が、『MUNDODEPORTIVO』のインタビューで、センターフォワード(CF)の補強についてコメントした。

現在のバルセロナのCFと言えば、真っ先にロベルト・レヴァンドフスキの名前が浮かぶ。彼は先日、キャリア700ゴールを達成し、現役ではクリスティアーノ・・ロナウドとリオネル・メッシに次ぐゴール数を記録している偉大な選手だ。36歳となった今でも、衰え知らずの活躍を見せており、今シーズンはラ・リーガとチャンピオンズリーグの全17試合で19ゴール2アシストと、相変わらず驚異的なペースで得点を取り続けている。

デコ氏は、そんなチームのエースに対し「私にとって、彼は人生で見た中で最高のプロフェッショナルの一人です」と語った。そして「今日、ロベルトのようなフォワードを見つけるのは非常に難しいと思います。このレベルの選手は一人か二人いるか。おそらくハーランドか他の人でしょう。このレベルのものはそれほど多くはありません」と紛れもなく世界最高峰のCFであることを認めた。

そしてインタビューの内容は、レヴァンドフスキ退団後のバルセロナへと話題が移り、彼の類稀な得点力を担保するためにはハーランドの獲得が必要ではないかと指摘されると、デコ氏はこう答えた。

「まずハーランドが、将来望むような選手でいるかどうか、今は分かりません。現在、私たちはCFを望んでいません。ロバートがいます。 何も計画していません。決断を下す時が来て、私が決断しなければならないとき、初めて検討します。今はどの選手についても語る時ではないと思います」

計画すら立っていないというデコ氏の発言が真実かどうかは定かではないが、遅かれ早かれ数年後には検討しなければならない重要事項になるだろう。そうすると今のところ、レヴァンドフスキと比較して名前が挙がったハーランドの存在は、補強の鍵となってくる可能性は高い。今後のデコ氏やバルセロナの動向を引き続き注目していきたい。