宮崎のJ3昇格に貢献したDF奥田裕貴が今季限りで現役引退…「テゲバジャーロ宮崎で引退する事が出来て幸せです」

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テゲバジャーロ宮崎のDF奥田裕貴(32)が2024シーズン限りで現役を引退することになった。

宮崎は14日、「奥田選手は2019シーズンにテゲバジャーロ宮崎に加入し、ディフェンダーとしてチームを支え、クラブ初のJ3昇格を果たすなど、歴史的な瞬間に多大な貢献をいただきました。その活躍はファミリーの皆さまの記憶にも深く刻まれていることと思います。長年にわたる現役生活、本当にお疲れ様でした。奥田選手のこれからのご活躍を心よりお祈り申し上げます」と長年に渡ってチームを支えたベテランDFの引退を伝えた。

奥田はガンバ大阪門真ジュニアユース出身で、初芝橋本高校から明治大学へ進学。その後、アイゴッソ高知、高知ユナイテッドSC、Y.S.C.C横浜、ガイナーレ鳥取を経て、2019年に宮崎入り。日本フットボールリーグ(JFL)からJ3リーグ昇格にも貢献。

明治安田J3リーグでは通算64試合1得点の数字を残しているが、今シーズンここまではリーグ戦の出場がなかった。

今シーズン限りでスパイクを脱ぐ決断を下した32歳は、クラブ公式サイトを通じて以下のコメントを残している。

「この度、私、奥田裕貴は今シーズンを持ちまして現役を引退する事を決断しました」

「3歳からサッカーを初め約30年、子供の頃からの夢であるプロサッカー選手になる事ができて、10年間も現役を続ける事ができ、沢山の方に応援して頂き、本当に幸せなサッカー人生でした」

「自分のサッカー人生を振り返った時に、子供の頃は病弱で怪我が多く、今までも試合に出れない日々も多く、辛く、苦しい時期を多く過ごしてきました。そんな中でも決して諦めず、一切の妥協をせず、日々全力で努力してこれた事は自分自身の誇りです。しかし、それは決して自分自身の力だけなく、自分を支えてくれた両親や姉を始め、沢山の周りの方々が支えて下さり、プロになってからは沢山のファン、サポーターの皆様の応援のおかげで、どんな時も諦めずに前を向いて頑張る事が出来ました」

「サッカーで何にも変えられない喜びや達成感を味わってきましたが、自分のサッカー人生において何よりの財産は多くの人との出会いです。サッカーを通じて多くの方と出会い、関わる事で、自分自身を磨き、自分の人生を豊かにしてくれました」

「これまで関わったくださった全ての方々、そして所属した全てのクラブ、スポンサー様、ファン、サポーターの皆様に心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございます」

「最後になりますが、第二の故郷である大好きな宮崎県のサッカークラブである、テゲバジャーロ宮崎で引退する事が出来て幸せです。今後の人生も自分らしく、人との出会いを大切に生きていきます! 今後とも奥田裕貴を宜しくお願い致します」