ベンフィカのトマス・アラウージョ photo/Getty Images

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2023年からチームを率いたマウリシオ・ポチェッティーノ監督とお別れをし、レスターからエンツォ・マレスカ氏を引き抜いたチェルシー。新体制ではここまでのプレミアリーグ11試合で5勝2敗4分、勝ち点19を積み上げ、リヴァプール、マンチェスター・シティに次ぐリーグ3位につけている。

そんなチェルシーは近年移籍市場で積極的な動きをみせており、今冬も同様に選手の獲得に動くようだ。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ターゲットはベンフィカのトマス・アラウージョだという。チェルシーは今夏にもこのポルトガル人DFにアプローチしており、彼らの本気度がうかがえる。

アラウージョはベンフィカアカデミー出身の22歳で、22-23シーズンにジル・ヴィセンテへ武者修行に出ている。戻ってきた23-24シーズンにトップチームで起用されるようになり、今季は開幕から継続して出場機会を得ている。

アラウージョは右利きのCBで、[4-2-3-1]を基本布陣とするベンフィカではアルゼンチン代表のニコラス・オタメンディとコンビを組んでいる。チェルシーでそのポジションを任されているのはウェズレイ・フォファナとトシン・アダラビオヨの2人。フォファナは怪我の多い選手で、そこをカバーできる存在として期待されているのだろう。

ベンフィカはアラウージョに1億ユーロの契約解除金を設定している。今季はブルーノ・ラージ監督に積極的に起用されているが、キャリア全体をみれば、まだベンフィカでのトップチームでは36試合にしか出場しておらず、1億ユーロはかなり高額な設定といえる。