阪神は13日、大山悠輔内野手(29)が今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使すると発表した。

 兵庫県西宮市で取材に応じた大山は球団が容認している宣言残留も視野に入れつつ、「他球団からどう評価されているのかを一度、聞いてみたいと思っていた。それを聞ける一つのタイミングでもあると思う」と決断の理由を説明した。

 茨城・つくば秀英高から白鴎大を経て、ドラフト1位で2017年に入団。昨季は全試合に4番で出場して18年ぶりのリーグ優勝に貢献したが、今季は不振で6月上旬に2軍落ちするなど、130試合の出場で打率2割5分9厘、14本塁打、68打点だった。

 坂本誠志郎捕手(31)は、今季取得した国内FA権を行使せずに残留。新たに4年総額4億円プラス出来高払いの契約で合意した。兵庫県出身の坂本は「地元で、ドラフトの時に入れた縁や恩があると思っていた。今年は悔しい思いをしたので、やり返したい」と話した。(金額は推定)。