「1,000いいね!」で東大受験を決意…“ノリで生きてる”と自称する21歳女子大生が描く、“意外”な未来図
「ノリで生きてるんでいいねが千行ったら東大受けますガチです」(原文ママ)
一部SNS界隈で話題になった投稿がある。投稿主は、まるぼろ(@kariricat28)さん。21歳の現役トロント大生だ。いいね!は瞬く間に1000を超えた。
まるぼろさんのタイムラインをみると、絵画や服飾などに傾倒した痕跡がうかがえる。今回、大学の秋休みを利用して一時帰国しているという彼女にインタビューすることができた。「ノリで生きてる」彼女の軌跡を追った。
◆サンマが食べたくなったから、帰国した
――今回の一時帰国は、突然決めたと伺いました。日本で何かやりたいことがあるのでしょうか?
まるぼろ:そうなんです。例年、この時期は海外で過ごしているので、日本にいるのは珍しいですね。別に奇抜なことを言おうと思っているわけじゃないんですが、本当に純粋に日本でサンマが食べたくなったんです。すごく美味しいじゃないですか、この時期に日本で食べるサンマ。
でも飛行機代がすごく高くて、安い便でも20万円くらいかかるんですよね。親は基本的にプライベートな理由での帰国についてはチケット代を負担してくれないので、株を売却して、資金を作りました(笑)。株の運用は高校時代からやっています。
――21歳とは思えない行動力と経済観念ですね(笑)。SNSだけだとミステリアスな印象があるのですが、まるぼろさんはずばりどんな女性なのでしょう。
まるぼろ:全然ミステリアスではないです(笑)。昔から何かを作ったり表現したりするのが好きなんですよね。幼い頃は料理に熱中したし、小学生くらいのときは妹と2人で高齢者施設に出向いて漫才を披露したこともあるし、現在はデザイナーとして産婦人科クリニックのロゴをはじめとしたトータルデザインを手掛けたりもしています。とにかく色んなことに挑戦したいんでしょうね。あ、ちなみに船舶2級の免許も取得しました(笑)。
◆海外は遠い存在ではなく、親しみがあった
――多才すぎます(笑)。まるぼろさんは幼い頃から海外で学びたいという思いがあったのでしょうか?
まるぼろ:そうですね、明確にありました。父にロシアの血が入っていて、そうした意味でも私にとって海外は遠い存在ではなく、親しみがありました。私は青山学院の初等部に入学し、中高と進学したのですが、どうしても海外で学びたくて、高校入学から1ヶ月で自主退学したんです。青山学院在学時代は、2年連続で高円宮杯英語コンクールに学校代表として出場しました。自主退学後はボストンへ留学したのですが、ちょうどコロナ禍に巻き込まれてしまって、緊急帰国することになりました。そこからカナダのバンクーバーの学校へ転校し、卒業までを過ごしました。
――そのあと、トロント大へ進学するのでしょうか?
まるぼろ:いえ、芸術に興味があったので、パーソンズ美術大学へ進学することにしました。国際色の豊かな学校で、日本でも人気のアナスイなどを輩出した学校です。パーソンズ美術大学は、専攻以外にも幅広い芸術について学べる大学で、そこでの寮生活もキャラクターの濃い面々と過ごす楽しい時間でした。
◆大学の同級生たちは超個性派ぞろい
――美大というだけでも個性が豊かだと思いますが、世界規模の大学ともなると想像を絶しますね。
まるぼろ:トランペットを夜中まで吹いている音楽科の学生や、夜中に急に寮の壁をピンク色に塗っちゃう学生、絵の才能がずば抜けているのに部屋を足の踏み場がないほど汚しちゃう学生など、実にさまざまな子たちがいましたね(笑)。
キャンパスには猫耳が生えている男性もいるし、ハイヒール履いている男性もいて、性自認もバラバラで自由です。しかも、それが普通のこととして受け入れられていて、誰も何も言いません。
一部SNS界隈で話題になった投稿がある。投稿主は、まるぼろ(@kariricat28)さん。21歳の現役トロント大生だ。いいね!は瞬く間に1000を超えた。
まるぼろさんのタイムラインをみると、絵画や服飾などに傾倒した痕跡がうかがえる。今回、大学の秋休みを利用して一時帰国しているという彼女にインタビューすることができた。「ノリで生きてる」彼女の軌跡を追った。
――今回の一時帰国は、突然決めたと伺いました。日本で何かやりたいことがあるのでしょうか?
まるぼろ:そうなんです。例年、この時期は海外で過ごしているので、日本にいるのは珍しいですね。別に奇抜なことを言おうと思っているわけじゃないんですが、本当に純粋に日本でサンマが食べたくなったんです。すごく美味しいじゃないですか、この時期に日本で食べるサンマ。
でも飛行機代がすごく高くて、安い便でも20万円くらいかかるんですよね。親は基本的にプライベートな理由での帰国についてはチケット代を負担してくれないので、株を売却して、資金を作りました(笑)。株の運用は高校時代からやっています。
――21歳とは思えない行動力と経済観念ですね(笑)。SNSだけだとミステリアスな印象があるのですが、まるぼろさんはずばりどんな女性なのでしょう。
まるぼろ:全然ミステリアスではないです(笑)。昔から何かを作ったり表現したりするのが好きなんですよね。幼い頃は料理に熱中したし、小学生くらいのときは妹と2人で高齢者施設に出向いて漫才を披露したこともあるし、現在はデザイナーとして産婦人科クリニックのロゴをはじめとしたトータルデザインを手掛けたりもしています。とにかく色んなことに挑戦したいんでしょうね。あ、ちなみに船舶2級の免許も取得しました(笑)。
◆海外は遠い存在ではなく、親しみがあった
――多才すぎます(笑)。まるぼろさんは幼い頃から海外で学びたいという思いがあったのでしょうか?
まるぼろ:そうですね、明確にありました。父にロシアの血が入っていて、そうした意味でも私にとって海外は遠い存在ではなく、親しみがありました。私は青山学院の初等部に入学し、中高と進学したのですが、どうしても海外で学びたくて、高校入学から1ヶ月で自主退学したんです。青山学院在学時代は、2年連続で高円宮杯英語コンクールに学校代表として出場しました。自主退学後はボストンへ留学したのですが、ちょうどコロナ禍に巻き込まれてしまって、緊急帰国することになりました。そこからカナダのバンクーバーの学校へ転校し、卒業までを過ごしました。
――そのあと、トロント大へ進学するのでしょうか?
まるぼろ:いえ、芸術に興味があったので、パーソンズ美術大学へ進学することにしました。国際色の豊かな学校で、日本でも人気のアナスイなどを輩出した学校です。パーソンズ美術大学は、専攻以外にも幅広い芸術について学べる大学で、そこでの寮生活もキャラクターの濃い面々と過ごす楽しい時間でした。
◆大学の同級生たちは超個性派ぞろい
――美大というだけでも個性が豊かだと思いますが、世界規模の大学ともなると想像を絶しますね。
まるぼろ:トランペットを夜中まで吹いている音楽科の学生や、夜中に急に寮の壁をピンク色に塗っちゃう学生、絵の才能がずば抜けているのに部屋を足の踏み場がないほど汚しちゃう学生など、実にさまざまな子たちがいましたね(笑)。
キャンパスには猫耳が生えている男性もいるし、ハイヒール履いている男性もいて、性自認もバラバラで自由です。しかも、それが普通のこととして受け入れられていて、誰も何も言いません。