道後温泉の秋祭り「鉢合わせ」、殴られ蹴られ全治2か月の神輿責任者「このままでは死者が出る」
10月に松山市の道後温泉街で行われた秋祭りで、神輿(みこし)をぶつけ合う「鉢合わせ」に参加した同市の男性(50)が、複数人から暴行を受けて重傷を負ったことがわかった。
愛媛県警松山東署は男性から被害相談を受け、事実関係を調べている。
負傷したのは、道後地区の湯之町大神輿の責任者。男性や祭りを主催する「道後八町会」によると、男性は10月7日、鉢合わせで複数の参加者から殴られたり、蹴られたりして顔や肩を骨折。市内の病院で全治2か月と診断され、同15日、同署に相談したという。
男性は読売新聞の取材に、「このままでは死者が出る。祭りのあり方を見直すべきだ」と話している。
同会によると、同7日の鉢合わせでは17人が負傷。詳しい経緯は把握していないという。西岡義則総代(80)は「重傷者が出て残念だ。今後、祭りの参加は事前登録者に限り、それ以外の人が参加した地区は出場停止にするなどの対応を徹底する」としている。