【全日本大学駅伝】敗戦をプラスに 駒大・藤田監督が明かす自覚の芽生え「一人ひとりが役割を」
全日本大学駅伝（３日、愛知・熱田神宮西門前〜三重・伊勢神宮内宮宇治橋前＝８区間１０６・８キロ）で駒大の藤田敦史監督が�爍杵�覇�瓩鮴世辰拭�
先月の出雲駅伝は国学院大に屈して２位に終わるも、全日本大学駅伝は相性抜群。２日に愛知・名古屋市内で行われた前日会見では「チームとしては非常にいい状態をキープして、ここに来ることができた」と手応えを口にし「過去の選手たちが積み重ねてきた連覇の歴史を大事にしている。非常に強いチームもあるが、５連覇をぜひ達成したい」と意気込みを示した。
エースの佐藤圭汰（３年）は出雲駅伝に続いて欠場となったが「前半区間をどれだけの位置で、どれだけ流れに乗れるかが１つのポイント」と分析し、補欠登録の主将・篠原倖太朗（４年）、桑田駿介（１年）の起用を明言した。さらに最長区間でアンカーの８区（１９・７キロ）には山川拓馬（３年）を配置。「後半区間じゃかなりの自信を持っているので、そこでしっかり勝負をかけたい」と展望を語った。
出雲駅伝ではアンカー対決で敗れた篠原が悔し涙を流した。大黒柱の涙をきっかけに、チームの一人ひとりに自覚が芽生えつつある。指揮官は「篠原に頼るのではなく、それ以外の選手たち一人ひとりが自分の役割を果たそうという話をしっかりした」と明かした上で「篠原が出雲の時よりも状態が良い。篠原の状態が上向いてくればですね、５連覇が近づいてくる」。王者の座は誰にも渡さない。
