練習中、明るい表情を見せる佐藤輝(撮影・北村雅宏)

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 「阪神秋季練習」(28日、甲子園球場)

 阪神の佐藤輝明内野手(25)が28日、打撃フォームを試行錯誤していることを明かした。「この時期は、いろいろと試させてくださいよ」と笑顔。甲子園の室内練習場で行われた打撃練習では、シーズン中とタイミングの取り方に変化がみられた。

 詳細を語ることはなかったが、右足の上げ方に工夫があった。つま先が少し浮くぐらいで、すり足のような形。「ステップはそんなに意識してないですけど」と話したように、別の箇所への意識改革がフォーム全体へのフォルムチェンジにつながっているのかもしれない。

 オフは大胆に挑戦できる期間でもある。シーズン中から微調整は重ねてきたが、より高みを目指そうという姿勢を感じさせる。「そんなん言ったところで、また変わってるかもしれないですけど」と笑い、「気長に見てください」とさらなる変身を予感させた。

 チームはCSファーストSで敗退となったが、海の向こうでは26日にワールドシリーズが開幕。そして、日本シリーズも始まった。練習の合間には世界の頂上対決をチェック。「由伸は同級生ですし、頑張ってほしいですね」。トップスターの打撃や守備は参考になることもあるようだ。

 1日からは秋季キャンプも始まる。紅白戦などの出場は未定だが、意欲十分。実りの秋とし、数段もパワーアップする。