マック鈴木氏

写真拡大

 元メジャーリーガーでオリックスなどでも活躍したマック鈴木氏が25日、テレビ朝日「しくじり先生 俺みたいになるな」に出演。高校1年で傷害事件を起こし、高校野球名門校を退学となった事件を語った。

 ゲストが先生となり、オードリー若林正恭、平成ノブシコブシ吉村崇ら生徒を相手に、しくじった体験を授業する同番組。マック氏は教壇に立った。

 中学時代から遠投135メートルという抜群の身体能力で、兵庫・滝川二高にスポーツ特待生で入学した一方で、「やんちゃだった」というマック氏。「高校1年で傷害事件を起こし、自主退学」と語った。

 ある日、不良4人組と目が合い、「すいませ〜ん」と通り過ぎようとすると、「あーん?」と絡まれたという。マック氏は応戦。傷害事件に発展したという。

 高校は自主退学となったが、「その後も2度ほどポリ〜スの方に世話になった」と、やんちゃは収まらなかった。

 その態度に呆れた父が提案したのが「アメリカかドミニカ、どっちに行くか、選べ」。次に何かやらかしたら、少年院行きになると案じた父は、環境を変えることしかないと判断。「ドミニカが何のことか知らなかった」というマックは、米国行きを決断したという。

 野球好きが高じて米国留学したという定説が、実は事実上の「国外追放」だったと真相を告白。しかし、そこから、史上初めて、日本のプロ野球を経ずにメジャーリーガーになった、アメリカンドリームを実現した。