【アルゼンチン共和国杯展望】クロミナンスが待望の重賞Vへ突き進む
「アルゼンチン共和国杯・G2」(11月3日、東京)
待望の重賞タイトル奪取に向けてクロミナンスが復帰する。今季はAJCC3着↓日経賞2着↓目黒記念3着とG2戦で常に上位争い。Vは目前まで迫っている。1週前追い切りは美浦Wの併せ馬で併入。6F83秒2−11秒4をマークと、調整は順調に進んでいる。7歳馬でもキャリアはまだ13戦で伸びしろが見込める。今度こそだ。
オープン競走を連勝中のショウナンバシット。2走前の札幌日経オープンは4角先頭からあっさり抜け出して2馬身差の快勝。そして前走のタイランドCは、2着馬との競り合いを頭差で制した。長丁場のゆったりした流れが合っており、完全に軌道に乗ってきた。地力強化は目覚ましく、持久力勝負の舞台も合う。
堅実な半面、なかなか勝ち切れないサヴォーナ。ただ今年初戦の日経新春杯では、のちの宝塚記念覇者ブローザホーンの2着。天皇賞・春でも6着と健闘しており、うまくかみ合えばいつ重賞を勝っても不思議のない力の持ち主だ。10度目の挑戦で善戦マン返上へ。
21、23年と当レースで2度の2着があるマイネルウィルトス。8歳となった今季も日経賞3着など健在ぶりをアピールしており、まだまだ衰えは感じられない。1週前追い切りは栗東CW6F84秒9−11秒3をマークして先着と好仕上がり。三度目の正直で待望のVへ。
復帰戦のオールカマーは11着に敗れたミクソロジーだが、脚部不安で1年7カ月ぶりだったことを思えば酌量の余地はある。休養前には3連勝で23年ダイヤモンドSを制したように能力は確か。叩き2戦目で本領を発揮する。