DeNA打線に立ち向かうモイネロ(撮影・佐藤厚)

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 「SMBC日本シリーズ2024、DeNA−ソフトバンク」(27日、横浜スタジアム)

 福家球審がアクシデントに見舞われた。

 六回、先頭の筒香は内角高めに来たモイネロの151キロ直球にバットを出しかけて途中で止めた。だが、外角に構えていた甲斐は投球を捕球することができず、福家球審の右手甲を直撃した。あまりの痛さに顔をしかめ、捕手の甲斐も心配そうに見つめていたが、福家球審は治療を受けることなく、懸命に耐えてジャッジを続けた。それでも痛みをこらえるマスク越しの表情はゆがんでいた。