丸川珠代氏の落選 古巣テレ朝が放送開始3分で伝える「お助け下さいと涙の訴えは届きませんでした」選挙事務所も落胆
衆議院総選挙が27日、投開票され、テレビ各局は投票締め切りの午後8時と同時に出口調査の数字を発表した。
テレビ朝日「選挙ステーション2024」は、8時3分に東京7区で立憲民主党の松尾明弘氏の当選確実、丸川珠代氏の落選を伝えた。丸川氏は元テレビ朝日アナウンサー。
2010年の「愚か者めが!」発言を使い、「それから14年」と、裏金問題で重複比例なしという厳しい状況の中、街頭演説で涙をこぼしながら支持を訴える映像を放送した。
その直後に「落選確実」を報じて、小木逸平アナが「お助けくださいという涙の訴えは届きませんでした」と古巣の元アナウンサーの敗北を淡々と伝えた。
東京・新橋の選挙事務所では関係者がテレビの開票速報を見守っており、落選確実の一報に落胆する様子が見られた。
丸川氏は93年に東大からテレビ朝日にアナウンサーとして入社。07年に当時の安倍晋三首相の意向もあって第21回参議院議員通常選挙に出馬し初当選した。12年から厚生労働大臣政務官、21年に東京五輪・パラリンピック担当大臣など安倍内閣で大臣職を歴任した。