内田梨瑚被告(本人のTikTokより)

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 10月23日、「HTB北海道ニュース」は、19歳の女性らと飲酒をした警察官らが、道警から処分を受けていたことを報じた。処分を受けたのは19歳の女性と飲酒した30代の男性巡査部長、飲酒したうえ口止めを依頼した30代の男性警部補。女性が19歳と知った上での行為で、報道によれば、それぞれ「方面本部長訓戒」、「本部長訓戒」の処分が下されている。

 この問題は、北海道・旭川市の渓谷「神居古潭(かむいこたん)」で、今年4月に起きた女子高生殺人事件が絡んでいる。21歳だった内田梨瑚被告と、19歳だった小西優花被告(年齢はともに当時)が殺人などの罪で起訴されている。

「旭川ではワルとして名の知れていた内田被告は、被害者とSNSをめぐりトラブルになっていました。被害者が無断で内田容疑者の写真をSNSにアップしたところ、内田被告は解決金として10万円を要求。

 しかし、電子マネーでの受け取りがうまくいかなかったため、小西被告らと共に被害者を車で連れ去ったのです。車中で暴行をくわえたうえ、橋の欄干に座らせて突き落としたとされています」(社会部記者)

 “事件”はこれだけにとどまらない。『週刊文春』は7月、主犯と担当刑事の“不倫関係”を報じている。

「同記事によると、今年に入り旭川のバーで内田被告と北海道警旭川中央署のX警部補が出会ったそうです。X警部補は妻子がいる身ながら、内田被告と体の関係を持つようになったようです。そしてその後偶然にも、内田被告が起こした事件の担当刑事となった。しかし、『週刊文春』の取材に対し同署は当時『個別具体的内容については、回答を差し控えます』と答えています」(同前)

 本誌はX警部補と内田被告の“決定的写真”を入手し、報じている。同写真には、X警部補がカウンターの中にまで入り込み、内田被告を交えた“仲間”たちと楽しく飲み明かす様子や、親しげな様子で自撮りをする姿が収められている。

 この写真は大きな反響を呼び、当時、《旭川警察は腐りきってる》《女の子一人守れん奴警察やめろ》といった、警察に対する怒りの声が多く寄せられた。

 結局、当の警部補らはひっそりと“訓戒処分”されていたというわけだが……。

「処分は9月13日付です。訓戒とは、口頭注意や指導などのことで処分のなかで最も軽いものとされています。道警は、X氏の不倫は捜査に影響は出ておらず、公表事案ではないと詳細は明かしていません」(同前)

 この処分を下した道警に、Xには再び怒りの声が寄せられている。

《注意だけ?この子たちに殺された子いるんだよ!犯罪に加担したんだから逮捕でしょ 道警どんだけ腐ってるんだ》

《軽すぎますね、何をどう反省したらこんな軽い処分になるのでしょうか、馬鹿にしてますよね》

《は?免職やろ!旭川警察がグルですと言ってるのと一緒》

「HTB北海道ニュース」によれば、道警の伊藤泰充本部長は9月の道議会で、「信頼回復に努めてまいります」と謝罪したというが、“身内びいき”と捉えられても仕方のない“激甘処分”で信頼は戻るのだろうか。