WS前日会見に臨んだヤンキースのアーロン・ブーン監督【写真:川村虎大】

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大谷翔平は「素晴らしい才能の持ち主だということを、全員がある程度知っていた」

 ヤンキースのアーロン・ブーン監督は24日(日本時間25日)、敵地のドジャースタジアムで、ワールドシリーズ(7回戦制)の前日会見に臨んだ。世界一を目指す決戦を前に、大谷翔平投手は「(評価を)証明した」と絶賛した。

 ブーン監督は現役時代、2003年にヤンキースへ加入した。同時に、松井秀喜氏も巨人からヤンキースに入団。指揮官は「当時のヒデキは(MLBに)来る前に、すでに日本では大物でスター選手だった。でも、(松井に限らず)ヒデオ・ノモ(野茂英雄)などそういう選手は台頭し始めていた。私はアストロズでカズ・マツイ(松井稼頭央)ともプレーした」と話すなど、日本人選手の奮闘を目の当たりにしてきた。

 大谷の活躍についても「度合が違えど、ここ(メジャー)に来て成功を収めた(日本人)選手は多くいる。だから、驚いているとは言えないんだ。ショウヘイがここに来る前から、素晴らしい才能の持ち主だということを、全員がある程度知っていたと思う。そして、彼はその(評価を)証明した」と活躍を絶賛した。

 大谷はメジャー7年目で初のポストシーズンに出場中。ここまで全11試合に「1番・指名打者」で出場し、42打数12安打の打率.286、3本塁打、10打点をマークしている。レギュラーシーズンには159試合に出場して打率.310、54本塁打、130打点、59盗塁を記録。誰もが目を離せない存在になっている。(Full-Count編集部)