6年前死亡の父親も殺害か…4歳娘と姉殺害で逮捕のホテル経営夫婦・細谷健一・志保被告を再逮捕へ 東京・浅草「不凍液」連続殺害事件

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東京・台東区で4歳の娘らに不凍液を摂取させて殺害した疑いで逮捕された夫婦について、警視庁は6年前に死亡した父親も同様に殺害した疑いが強まったとして、25日にも再逮捕する方針を固めました。

細谷健一被告(43)と妻の志保被告(38)は、2018年に健一被告の姉・美奈子さん(当時41歳)に不凍液を与え中毒死させた殺人の罪で9月起訴されたほか、同様に次女の美輝ちゃん(当時4歳)を2023年、殺害した疑いで逮捕され現在も捜査が続いています。

こうした中、健一被告ら夫婦について2018年に健一被告の父・細谷勇さん(当時73歳)にも不凍液の主成分である「エチレングリコール」を摂取させ殺害した疑いが強まったとして、警視庁は25日にも再逮捕する方針を固めました。

勇さんは亡くなる数カ月前から体調が急変し入院先で「敗血症」のため死亡しました。

当時は病死と判断されて司法解剖は行われず、2024年に入り、警視庁が残されていた勇さんの血液を慎重に調べるなどした結果、毒物を飲ませた疑いが強まったということです。

警視庁は、夫婦と勇さんの間にはホテル経営を巡るトラブルがあったとみて詳しい動機を調べるほか、同じ年に健一被告の母親が死亡した経緯についても調べています。