在日米海軍横須賀基地(資料写真)

 同僚隊員のクレジットカードを不正利用したとして、海上自衛隊は23日、横須賀潜水艦基地隊の20代の男性海士を懲戒免職とした。また部下にパワーハラスメント行為をした水上戦術開発指導隊の50代の男性佐官を減給30分の1(1カ月)の懲戒処分とした。

 横須賀地方総監部によると、海士は2023年9〜10月に同部屋の同僚隊員のクレジットカード情報を不正入手し、インターネット通販での商品購入やゲームアプリの課金代として計14万3125円相当をだまし取った。加えて、今年4月22日にインスタグラムを通じ、別の同僚隊員に侮辱的なメッセージを送り、精神的苦痛を与えた。

 海士は1月17日に詐欺の疑いで横須賀警務隊に逮捕された。海士は「使っても気づかれないと思った」と話している。

 ◆パワハラの50代佐官は減給

 佐官は23年12月15日、事務室での部下との議論中、机をたたいて大声で怒鳴るなど威圧的な言動をし、部下に精神的苦痛を与えた。佐官は「アンガーマネジメントとして机をたたいた。不適切な指導をした」としている。